HUNTER 350…59万9500円〜

ロイヤルエンフィールドが2025年モデルの新型「HUNTER 350」を日本市場向けに正式発表した。8月1日から全国の正規販売店で受注を開始し、価格は税込59万9500円から。今回のHUNTER 350では、モデル最大の特徴であるネオクラシカルなシルエットを踏襲しつつ、ブラジルの白い砂浜をイメージした「Rio White」、英国ロンドンの赤レンガの街並みを思わせる「London Red」、そして東京の黒いアスファルトを表現した「Tokyo Black」といった、都市をモチーフにした3つの新色を加えた。世界中のストリートカルチャーからインスピレーションを得たこの配色は、都市を駆けるバイクとしてのアイデンティティを強調している。
走りと快適性を追求した新装備

新型HUNTER 350では走行性能とライディングの快適性向上を目的に多くの改良が加えられた。SHOWA製の新型リアサスペンションを採用し、最低地上高を高めたうえでライディングポジションも刷新。ハンドル、シート、ステップの3点を人間工学に基づいて見直し、街乗りから郊外ツーリングまでより自然な体勢で楽しめるバイクに進化した。またロイヤルエンフィールドの350ccシリーズとして初めて、FCC製のアシスト&スリッパークラッチを搭載。軽いクラッチ操作を可能にし、急減速時におけるエンジンブレーキによる後輪の跳ね返りを抑制することで車体の安定性を確保している。
LEDライトやTripperなど最新装備を搭載

視認性と利便性を向上させる装備も見逃せない。ヘッドライトにはLEDユニットを採用し夜間走行の安全性を確保。さらにスマートフォンと連携し簡易ナビとして方向と距離を表示する「Tripper(トリッパー)」を標準装備するほか、USBタイプCポートも備え、長距離ツーリングや日常の移動中にスマートデバイスを容易に充電できる。こうした装備群は従来のクラシカルな印象に最新の利便性を融合させ、ビギナーはもちろんベテランライダーにも幅広く対応する仕様だ。
都市を軽快に駆ける一台として

HUNTER 350は349cc空冷単気筒OHCエンジン(Jシリーズエンジン)を搭載し、コンパクトな車体との組み合わせで軽快かつ扱いやすい動力性能を発揮する。発売からわずか2年で50万人を超えるライダーに選ばれた背景には、街中を自在に駆け抜ける取り回しの良さと、ロイヤルエンフィールドが伝統としてきた高い耐久性への信頼がある。今回発表の2025年モデルでは、視覚的に楽しませる都市カラーと、新開発の足回り・制御装置を組み合わせることで、街乗りから週末ツーリングまで、ライダーの多彩なライフスタイルに応える一台となっている。
ロイヤルエンフィールドのアジア太平洋市場担当責任者アヌージ・ドゥアは「若々しいデザインと軽快な乗り心地を持つHUNTER 350に、所有の喜びやライディングするたびに高まる興奮をさらに増幅するアップグレードを施した」と語る。ピュア・モーターサイクリングを掲げるブランドのDNAを引き継ぎつつ、日々の移動の中で都市の風景に溶け込む一台。それがこの新型HUNTER 350の本質だろう。
8月1日から全国のロイヤルエンフィールド正規販売店で受注を開始。シングルトーンの「Rio White」「Dapper Grey」は税込59万9500円、デュアルトーンの「Tokyo Black」「London Red」「Rebel Blue」は税込60万9400円で販売される。街角に停めた時も、走り出した瞬間も、都市の色彩を纏ったこの一台は確かな存在感を放つ。ロイヤルエンフィールドの公式サイトや全国の販売店で詳細を確認し、その世界観をぜひ体感してほしい。
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