Tricity300…95万7000円〜

ヤマハ発動機は、都市型三輪スクーター「Tricity 300」の2025年モデルを発表した。メーカー希望小売価格は税込95万7000円からとなり、全国のヤマハ正規販売店を通じて販売される。新モデルではボディカラーの刷新に加え、日常使いの利便性や快適性を高める細かな仕様変更が加えられた。
安定性と自然なコーナリングを両立するLMW機構

Tricity 300はヤマハ独自の「Leaning Multi Wheel(LMW)」機構を備え、前二輪が独立して傾く構造により二輪車同様のコーナリング性能と三輪ならではの安定性を実現する。スタンディングアシスト機能も標準装備され、信号待ちや渋滞中でも足を着かずに停車できる快適性を持つ。
292ccエンジン搭載で街乗りからツーリングまで対応

動力源は292ccのSOHC 4バルブ水冷単気筒エンジンで、最大出力20.6kW(28PS)/7,250rpm、最大トルク28.9Nm/5,750rpmを発揮する。Euro5+排出ガス規制にも適合し、燃費性能と環境性能を高次元で両立。ABSとUBSを備えたブレーキシステムや、43.5リットルの大容量ラゲッジスペースなども装備されている。
新色追加でデザイン性がさらに向上

2025年モデルではホワイトメタリック6とペールグレイの2色が新たに追加され、都会的でスタイリッシュなデザインがさらに洗練された。LMW機構による独特のフォルムと新色の組み合わせは、都市部でもツーリング先でも映える存在感を放つ。
主要諸元
車名 TRICITY 300(トリシティ300)
エンジン形式 水冷4ストローク SOHC 4バルブ 単気筒
総排気量 約292cc
ボア×ストローク 70.0mm × 75.9mm
圧縮比 10.9:1
最大出力 約20.6 kW(28PS)/7,250rpm
最大トルク 約29.0 Nm/5,750rpm
トランスミッション V‑ベルト式自動(CVT)
始動方式 セル式(スマートモータージェネレーター採用)
車両重量 約237 kg(走行状態)
シート高 約795 mm
最低地上高 約130 mm
駆動方式 フロント2輪/LMW(リーン・マルチ・ホイール)機構搭載
前・後タイヤ 前:90/80‑14 / 後:110/90‑12(Bridgestone BATTLAX SC 専用)
ブレーキ 前:ディスク×2、後:ディスク/ABS & UBS(前後連動ブレーキ)搭載
燃料タンク容量 約13 リットル
燃費性能 約3.3 L/100km(EURO 5+準拠)
排出ガス規制 EURO 5+ 準拠エンジン搭載
収納スペース 約43.5 L(シート下)
安定機構 スタンディングアシストシステム(停止時に自立ロック)
画像ギャラリー















