2026年6月までの生産分はすでに完売!? 「トヨタ・ランドクルーザー250」はやっぱり最高で最強だった！

テーマは〝原点回帰〟よりタフであれ、強くあれ

ランドクルーザー250は、「プラド」の名で知られた、豪華路線のライトデューティー系の後継車。2024年4月にデビューした最新のランクルだ。

海外で先行して発売がアナウンスされていたこともあり、日本発売前にすでに大きな注目を獲得。発売後は即注文が殺到し、約1年たとうとする現在でも、納期は1年半〜2年。製造元のトヨタですら明確な納車時期を提示できないほどの、想定を大幅に上まわる大ヒット車となっている。

そもそも「プラド」は、モデル末期でも売れ続けた人気車だったが、ランクル250はそんなプラド色はあえて継承せず。〝ランドクルーザー＝本格オフローダー〟としての、原点に立ち返ることを第一に開発された。〝壊れない〟という類い希な「耐久性」と、安心して乗り続けられる「信頼性」、未舗装路含め、どんなシーンでも適応するレベルを超えた「悪路走破性」を高次元で追究した、泥臭さとタフさを両立させた、ランクルらしさに立ち返った質実剛健な1台となっている。

見所は内外装に渡り多数あり、例えばプラットフォーム。兄貴分であるラグジュアリー路線の「300」と共通化したプラットフォームは、素材・製法等を見直し、堅牢性を大幅にアップ。悪路をものともしないタフな骨格に対し、〝ランクル初・トヨタ初〟となる最新のメカニズムを複数投入するなど、運転時のストレスや不安解消に貢献する高い操作性を手に入れた。

その立ち位置は、ランクルの象徴として贅の限りを尽くした「300」と、過酷な状況下でも頼れる実用性を追求した、普遍的存在である「70」の中間。70年以上の歴史を誇るランクルの血統をしっかりと受け継ぎながら、現代に通用する実用性に配慮した最新技術を存分に投入した、グッドバランスな1台となっている。

日本の環境下では、「250」が持つ本来のポテンシャルを存分に発揮できる場所は少ないかもしれないが、オンロードでの安心さ・快適さも疑う余地はなし。普段使いの視点でも、その役割は充分に果たせる。すでに多くのメーカーから専用パーツが販売されているほか、純正オプションも潤沢に選べる。自分だけのアクティブな250ライフが楽しめる環境が整っている。

【販売価格】520万円〜735万円
グレードは最廉価から順に「GX」「VX」「ZX」とあり、うちガソリンが選べるのは「VX」のみ。ディーゼルは全車に設定あり。

編集部が独自に調べたところ、昨年秋前にはオーダーストップがかかっており、新車販売は停止中とのこと。登場直後に注文した方の納車もまだ終わっていないそう。2026年6月までの生産分はすでに完売（!?）との情報も。大幅な増産をしない限り、現在、ディーラーで250を新車購入するのはほぼ不可能なようだ……。

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STYLE RV（スタイルRV） Vol.181 トヨタ ランドクルーザー250

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]