本業のモノ作りスキルを最大限に活かしてDIY
最近、何やら軽バンを相棒にする職人さん達の間で静かなムーブメントを巻き起こしているのが、超耐荷重スペックを誇るスライドレールを駆使した荷室カスタマイズなのです。
ここで登場いただく建築およびリフォームを生業とする関口さんもその1人で、とりあえず軽カーの中で荷室がいちばん広いと言うことでアトレーを購入。荷室カスタムの参考になればとユーチューブを物色していたところ、何げなく目に止まった「手すり屋さんクオーレワークス」の映像に驚愕。限られた車内スペースを最大限まで有効活用する手法に感銘を受け、フォロワーを宣言すると同時にスライドレールを駆使した荷室DIYを開始したのだとか。
大工仕事が本職なだけに製作面で手こずることはなく、スライドレールに組み上げたラックには日頃から愛用しているミルウォーキーのPACKOUTシステムを導入。ミルウォーキー製品全般に共通するアタッチメント規格により、あらゆるデバイスを組み付けていくことができ機能的とのこと。同時にスライドレールに組み付ける木材をブラックアウトさせ、よりミルウォーキーブランドのイメージカラーである赤色を強調しているのだ。
ちなみにこれだけの工具や装備品を搭載すると車体がケツ下がり状態になってしまうため、リア側のみ3センチのUPサスも導入して水平基調のプロポーションもキープさせている。エクステリアは足元のホイールとルーフラック程度とシンプルな内容ながら、それだけにスライドドアとリアゲートを開け放ちスライドレールを引き出した瞬間のインパクトを際立たせていると言えそうだ。







スライドレールの可能性はアイデア次第で無限大!
ここまで関口さん渾身のスライドレールを駆使した引き出し+棚が生み出す利便性をくまなく見てきましたが、この革新的なカスタムは職人さんの機材車だけに留まらず色々なジャンルのDIYにも応用できそう。
例えば、車中泊仕様で使用するたびに脱着していたテーブルの代替など、ちょっと想像してみただけでも夢が広がってきませんか!? ちなみに使用しているスライドレールはAOLISHENGなるブランド製で、巷のネット通販にて数千円より購入可能とのこと。
最終的にトータルでの積載量は同じだとしても、積載物をスライドさせれば簡単にアクセスできる。これはスペース的な制約が足かせになりがちな軽バンにとって、何かしらブレイクスルーの可能性を秘めていそうです。





180kgの耐荷重を利用した飛び出す作業台






instagram/a_refine_home
▷軽バン荷室カスタム まとめはこちら
KCARスペシャル ドレスアップガイド Vol.41 ダイハツ・ハイゼットカーゴ&アトレー No.2より




