走りにも空間にもゆとり漂う大人のアクティブキャビン

新型クラウンのトリを飾ったエステート。ちなみに北米市場ではクロスオーバーが「クラウン」として販売され、エステートは「クラウンシグニア」という車名で日本よりも早く発売されていた。

アメリカでは日本以上にセダン離れが進んでおり、荷物が積めて長距離も楽に移動できるSUVが完全に主役の座についている。クラウンに4つのモデルが設定されたのは、アメリカを含む約40の国と地域に展開するグローバル戦略も影響していたわけだ。

エステートの開発コンセプトは「大人のアクティブキャビン」。世界的に多様化するライフスタイルに対応するため、最もこだわったのがラゲッジスペースだ。荷室容量は通常時で570L、後席格納時では1470Lにもなる。また、「ラゲージルーム拡張ボード」を装備することで、床面長が2mに達するフルフラットスペースを実現することも可能となっている。

車中泊に使われることを想定して、ボードの耐荷重性も追求。量産可能で、かつ可能な限り軽くするため、素材にはアルミとポリプロピレンが採用されている。実際にリアシートを操作すると、倒した後席の背もたれを戻すときにはずしりとした重量感があり、ここまで人が寝転んだときの身体を支えることにこだわった荷室も珍しいなと実感させられる。

走行面では後輪操舵のDRSと減衰力調整機構のAVSに荷物をたくさん積むことのあるエステート独自の制御を取り入れ、長距離でも快適に移動できる乗り心地を獲得した。

“大トリ”を務める『クラウンエステート』は大人のアクティブキャビンだった!!|新車レビュー

日本車の歴史を語るのに外すことのできない高級車「クラウン」。 その16代目となるこの最新クラウンは、2022年に4車種展開というサプライズでワールドプレミア。 そして先陣を切り、2023年に「クロスオーバー」、その後に「スポーツ」「セダン」と投入され、この2025年に大トリを飾るカタチで「エステート」がデビュー。 先代のエステートでは、ステーションワゴンとして人気を博していただけに、この新型に期待していた人も多数。 いよいよ全貌が正式公開となった「エステート」の魅力をじっくり見ていこう。

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TOYOTA・クラウン購入ガイドより