ライディングポジション&足着き性(175cm/66kg)

スタンディング姿勢ではハンドルがやや低く感じるが、街乗りから高速まで全体的なバランスは良し。シートが高い分だけ膝の曲がりが少なく、ロングツーリングでも疲れにくい。
シート高は基本骨格が共通のG310Rより50mm高い835mmを公称。ホンダの400Xが800mmなので、それと比べると足着き性は厳しいが、車体が軽いので片足でもしっかり支えられる。

ディテール解説

312ccの水冷DOHC4バルブ単気筒エンジンは前方吸気&後方排気、さらに後傾シリンダーを採用する。新型は圧縮比が10.6から10.9:1へと高められており、新たにスリッパークラッチを導入。最新の排ガス規制ユーロ5をクリアしながら最高出力34psをキープしている。
2021年モデルでは新たに電子制御スロットルが採用されている。パワーモードの切り替えシステムやクルーズコントロールこそないが、発進時のエンジンストールを抑止するオートマチック・アイドル・ブーストが導入されており、ビギナーにとっては心強いだろう。
前後のブレーキキャリパーはブレンボ社の流れを汲むバイブレ製で、フロントはラジアルマウント式。ABSはコンチネンタル製だ。φ41mm倒立式フロントフォークは調整機構なし。
リヤショックはプリロードのみ調整可能だ。ホイールトラベル量はG310Rのフロント140/リヤ131mmに対し、G310GSは前後とも180mmだ。標準装着タイヤはメッツラー・ツアランス。
モノクロのフル液晶メーターパネルは変更なし。平均燃費や平均速度なども表示する。
前後一体型シートはキーロックにて取り外し可能。中にはETC2.0車載器を標準装備する。
新型ヘッドライトはオールLEDに。従来はマルチリフレクター&フィラメント球だった。
新型はテールランプだけでなく、前後のウインカーもLEDとなり被視認性が大幅アップ。

G310GS 主要諸元

エンジンタイプ 4ストロークDOHC水冷単気筒、1気筒あたり4バルブ
ボア×ストローク 80mm×62.1mm
排気量 312cc
最高出力 25kW(34ps)/9,250rpm
最大トルク 28Nm/7,250rpm
圧縮比 10.9:1
点火/噴射制御 EFI
エミッション制御 三元触媒コンバータ、排ガス基準EU5をクリア
最高速度 143km/h
WMTCに基づく100km当たり燃料消費 3.3ℓ
燃料種類 無鉛レギュラーガソリン
オルタネーター 308W
バッテリー 12V/8Ah、メンテナンスフリー
クラッチ 湿式多板
ミッション 常時嚙合式 6段リターン
駆動方式 チェーン式
フレーム チューブラーフレーム
フロントサスペンション 倒立式フォーク(41mm径)
リアサスペンション キャストアルミダブルスイングアーム、センタースプリングストラット、プリロード調整式
サスペンションストローク、フロント/リア 180mm/180mm
軸距(空車時) 1,420mm
キャスター 98mm
ステアリングヘッド角度 63.3°
ホイール アルミキャストホイール
リム、フロント 2.50×19"
リム、リア 4.00×17"
タイヤ、フロント 110/80 R19
タイヤ、リア 150/70 R17
ブレーキ、フロント シングルディスクブレーキ、直径300mm、4ピストンラジアルキャリパー
ブレーキ、リア シングルディスクブレーキ、直径240mm、シングルピストンフローティングキャリパー
ABS BMW Motorrad ABS
全長 2,190mm
全幅(ミラーを除く) 880mm
全高(ミラーを除く) 1,250mm
シート高、空車時 835mm
インナーレッグ曲線、空車時 1,870mm
車両重量 175kg
燃料タンク容量 11.5ℓ
リザーブ容量 約1ℓ