ディテール解説
1,254ccの空水冷水平対向2気筒エンジンは、5,000rpm付近を境に吸気カムを切り替える可変バルタイ機構“シフトカム”を採用。サイレントカムチェーンやツインジェットインジェクターなどもこの1250から導入されている。
プレミアムスタンダード/ラインはクロムエキゾーストパイプやLED補助ヘッドライトを装備する。ギアシフトアシスタントプロはアップ/ダウンの双方向に対応しており、シフトダウン時には自動的にエンジン回転数を合わせてくれる。
フロントサスは操舵機能と衝撃吸収機能を分離した画期的なテレレバーで、これは1993年に誕生したもの。ラジアルマウント式のブレーキキャリパーはヘイズ製で、バンク角をモニタリングしてブレーキ圧を制御するABSプロを採用する。
スイングアームは片持ち式で、その中にドライブシャフトをレイアウト。ホイールはチューブレスタイヤの装着を可能としたクロススポークタイプで、この40イヤーズGSエディションカラーはゴールドアルマイト仕上げのリムを採用する。
車体のローリングとピッチングに対して照射方向を自動的に補正するアダプティブヘッドライトを採用。なお、日本仕様はクルージングライトやデイライト機能は未導入となる。
プレミアムスタンダード/ラインはセミアクティブサスのダイナミックESAを採用。走行モードやABS、ASCともリンクしており、自動的にエンジニア推奨のダンピングに調整される。
TFT液晶ディスプレイはBMWモトラッド・コネクテッドアプリを介してスマホとの接続が可能。数多くの機能を有するが、ナビ機能のみ日本の地図が含まれていないので表示は不可。
ハンドル左側にはさまざまなスイッチがある。マルチコントローラーはメーターの各種機能を操作するもので、グローブのままでも操作しやすく、直感的に扱えるのがポイントだ。
本国仕様の「40イヤーズGS」エディションカラーは表皮がイエロー×ブラックの特別な前後一体型シートを採用するが、日本仕様はヒーターを内蔵した前後セパレート式の通常タイプとなる。
ライダー側のシートは写真のパーツを裏返すことで高さを2段階に調整できる仕組みだ。
プレミアムスタンダード/ラインはアルミニウムパニアケース用ホルダーが標準装備される。
40イヤーズGSエディションカラーに装備されるタンク上面のストレージ・コンパートメント。
R1250GSアドベンチャー 主要諸元
エンジン型式 空水冷4ストロークDOHC水平対向2気筒、8バルブ、可変カムシャフト
ボア×ストローク 102.5mm×76mm
排気量 1,254cc
最高出力 100kW(136ps)/7,750rpm
最大トルク 143Nm/6,250rpm
圧縮比 12.5:1
点火/噴射制御 電子制御エンジンマネージメントシステム(DME)、燃料カットオフ機能付
エミッション制御 三元触媒コンバータ、排ガス基準EURO5をクリア
最高速度 210km/h
燃料消費率/WMTCモード値(クラス3)、1名乗車時 21.0km/ℓ
燃料種類 無鉛プレミアムガソリン
オルタネータ 510W
バッテリー 12V/11.8Ah、メインテナンスフリー
クラッチ 湿式多板、アンチホッピング機能付、油圧式クラッチ
ミッション 常時嚙合式 6段リターン
駆動方式 ドライブシャフト式
フレーム トラス構造スチールパイプフレーム
フロントサスペンション BMWテレレバー(モノショック)センタースプリングストラット、可変リバウンドダンピング調整式
リアサスペンション BMW Motorradパラレバー、センタースプリングストラット、アルミキャストシングルスイングアーム、電子制御式可変リバウンドダンピング調整
サスペンションストローク、フロント/リア 210mm/220mm
軸距(空車時) 1,525mm(ローダウンサスペンション1,530mm)
キャスター 95.4mm
ステアリングヘッド角度 65.1°
ホイール クロススポークホイール
リム、フロント 3.00×19"
リム、リア 4.50×17"
タイヤ、フロント 120/70R19
タイヤ、リア 170/60R17
ブレーキ、フロント
フローティングダブルディスク、直径305mm、ラジアル4ピストン固定式キャリパー
ブレーキ、リア
シングルディスク、直径276mm、ダブルピストンフローティングキャリパー
ABS BMW Motorrad Integral ABS Pro
(インテグラル機能はフロントブレーキ操作時に前後連動し、リアブレーキ操作時はリアブレーキのみ制動となります。ABS Proはコーナーリング中のブレーキ制御となります。リアのABSに限りライディングモードのエンデューロ・プロ設定時にのみ解除可)
全長 2,190mm
全幅(ミラーを除く) 980mm
全高(ミラーを除く) 1,530mm(ローダウンサスペンション1,490mm)
シート高、空車時
シートヒーター装着モデル
アイス・グレー及びブラックストーム・メタリック/アガットグレー
プレミアムスタンダード:850mm/870mm
プレミアムライン:890mm/910mm
スタイル・ラリー及び[GS40周年記念カラー] ブラック・ストーム・メタリック
プレミアムスタンダード:825mm/845mm
プレミアムライン:890mm/910mm
インナーレッグ曲線 1,950mm/1,990mm(ローダウンサスペンション)
車両重量 278kg(ローダウンサスペンション281kg)
許容車両総重量 485kg
最大積載荷重(標準装備時)217kg
燃料タンク容量 30ℓ
リザーブ容量 約4ℓ
BMW・G310GS試乗|312ccでもさすがGSシリーズと唸らせる、その走りを体感!ロードスターのG310Rから遅れることおよそ半年、2017年11月から日本でも販売がスタートしたスモールアドベンチャーがBMWのG310GSだ。共通の基本骨格を持つG310Rと同様に2021年モデルで排ガス規制ユーロ5への適合に伴い、電子制御スロットルやスリッパークラッチなどを新採用した。2022年モデルは価格がアップしたが、それでもライバルより安価なのは魅力的だ。 REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke) 取材協力●ビー・エム・ダブリュー株式会社(https://www.bmw-motorrad.jp/ja/home.html#/filter-all)
https://motor-fan.jp/bikes/article/19308/
1800ccのラグジュアリーすぎるバイク、BMW・R18 B/トランスコンチネンタル試乗BMW史上最大の水平対向2気筒エンジンを搭載したヘリテージクルーザー「R18」に本格派ツアラーモデルが追加された。ただの派生モデルとはひと味違う、独自の個性と走りの魅力を持ったモデルである。 REPORT●ケニー佐川(SAGAWA Kentaro) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
https://motor-fan.jp/bikes/article/19559/