テクノロジー これからのスバルの主力パワートレイン、ストロングハイブリッドの詳細に迫る【写真・3枚目】 ストロングハイブリッド用トランスアクスル、TH2B(の一部カットモデル)。駆動用と発電用のふたつの高出力モーター、フロントデファレンシャルギア、電子制御カップリングがケースに収まっている。 大きさの異なるふたつのヘリカルギヤが並ぶ。 FB25型2.5L水平対向4気筒エンジン。PCU(パワーコントロールユニット)をエンジンルーム内に搭載するため、シリンダーブロック、吸気システム、燃料システム、冷却システムに変更が加えられた。 PCUはエンジン上部にレイアウト。 TH2Bではモーターリダクションギヤにヘリカルギヤを採用するのが特徴。 TH2Bは多板クラッチとピストンで構成される電子制御カップリング(電磁式)を採用。多板クラッチを押し付ける力を制御することで、後輪への駆動力の伝達をコントロールする。 ストロングハイブリッド(S:HEV)を搭載するクロストレック。価格は383万3500円〜。 写真は分解したトランスアクスルを縦向きに置いた状態。矢印の部分がリダクションギヤ。 吸気カムの広開角化によりミラーサイクル化。また、吸気ポートとTGV(タンブルジェネレーションバルブ)の形状変更により筒内の流動を強化して混合気の混ざりを良くすることでEGR(排気再循環)率を向上。熱効率向上を実現している。 2.5L水平対向エンジンにストロングハイブリッド専用のトランスアクスルを組み合わせ、プロペラシャフトで前後輪をつなぐ機械式AWDを採用。リチウムイオン大容量高電圧バッテリーは、荷室フロア下に搭載される。 この画像の記事を読む