アクセサリー あら不思議、ほんとに自ら巻きついちゃった! 雪中で実践・カーメイト非金属チェーン「バイアスロン・イージーフィット」 【MFクルマなんでもラウンジ 】No.15 イージーフィット 後編・実践編【写真・58枚目】 今回のテストには、自前のクルマを用いた。タイヤサイズは205/70R15。 イージーフィット本体。今回のテスト用は205/70R15のスタッドレスタイヤ用だ。 ディープリブ・ポリウレタンエラストマーとスパイク。 トレッドコネクト。 「イージーフィット」の肝、セルフフィットリールとフロントコネクタ。 フロントコネクタに対するフロントジョイント。 バックコネクタと・・・ バックジョイント。 軍手付き腕カバー。 防水性取扱説明書の「装着・取り外し説明書」面。 取扱説明書の「安全のポイント」面。 収納ケース。 ケースに収める際は、チェーンはこのように折りたたみ、付属のベルトで結わえる。 取扱説明書は、実はこんなに大きい。 こんなことができるようにしておいたらどうだろう? ひとまず手持ちの磁石を使って車体に貼り付けてみた。 畳んだ状態でまず目に入るのは「安全のポイント」。 スタートは1本ワイヤーを手前にし、この向きのまま車体下に送り込むのがいいと思う。 タイヤ向こうに追いやる。 タイヤとワイヤー曲げしたチェーンが・・・ 三角形を描くようにする。 持ち上げて・・・ こうやって・・・ こうやって・・・ 包み込む。この作業は向きを間違えそうになるのでややこしい。取扱説明書PDFからジャンプして見られる動画をごらんあれ。 このときタイヤ裏上部にあるはずのバックジョイントとコネクタを接続する。 小窓にジョイントの赤が見えれば正しく接続された証拠。ジムニーと異なり、一般の乗用車の場合はタイヤハウスが狭く見にくいので、しっかり引っ張って確認するべし。 ワイヤーを必殺仕事人風に引き出す! ただし引っ張りすぎないように。 下側も同じように。 リール上の赤いボタンを押して・・・ フロントコネクタとフロントジョイントをつなぐ。 この段階でリールから露出したワイヤーはたるんだ状態にある。 ワイヤー露出部をちょい引っ張るとリールに引き込まれ・・・ このようになる。 終わったと思ってはいけない。仕上げのための「テスト走行」が待っている。 渋谷の若者状態の「イージーフィット」。 行って帰ってきたら、このようにビシッ! と正装になっていた。100m走行だけでどこもかしこもちゃんと均等に密着しているのは立派だ。 事前に・・・ 空転することを確認。 VSC発動中。 同じ場所でアクセルを踏んだらきちんと発進した。 アクセルを踏み込めばすべることなく、ちゃんと雪を蹴散らす。 何だか日産エクストレイルのコマーシャルみたいだが、ただの旧型シエラだ。花村カメラマンが、「イージーフィット」であることがわかるよう、タイヤが止まって見えるほどのシャッター速度で撮ってくれたからこのように見えるのだ。シャッター速度が遅いと「イージーフィット」であることがわからない。 アスファルト路では速度に応じて「タ、タ、タ・・・」「タタタタタ・・・」と音が変わるが、不快には思わなかった。 さきの写真と同じ理由で止まって見えるが、これでも50km/h未満の速度で走っている。 このような場面の走りはアスファルト路と同じ。 FR状態で試したので、ハンドリングに変化はない。ほんとうはFWD車ででも試したかったのですが。 併せてカーメイトの方にお持ちいただいた、比較用の、併売中「クイックイージー」。 スタート時の配置や・・・ タイヤへの巻きつけは「クイックイージー」とおおかた同じ。 タイヤ裏上部のワイヤー接続も同じだが、その形状が異なり、従来は金属まる出しのジョイントホールにワンタッチジョイントを差し込むものだった。 挿した後、ちょっとスライドさせなければならなかったのがわかりにくい。 次、上下2か所フックの接続。まず上フックから接続だが・・・ ホール形状に合わせてフックの向きを定める必要がある。 「クイックイージー」のクイックたるゆえん、ハンドル登場。 3つ穴にハンドル先端の3つのピンを入れてまわす。順番は下から 次に左上。タイヤに押し付けるようにしながら右にまわす。 最後は右上。くの字のアームがオレンジ色ストッパー上の突起を乗り越えるまでまわさねばならないので力が要る。 完成・・・ではあるが。 その後のテスト走行を忘れてはいけない。 カタログにある「クリアランスをご確認ください」。 電光掲示板にこんな表示が出ていたときのために。 「バイアスロン・イージーフィット」セット一式・・・ではあるが、ここに見える他に「収納ベルト」「JASAA認定のしおり」「保証書」がある。 筆者実測、727×515mm! この画像の記事を読む