試乗 一番売れてるミニバン、日産セレナ。e-4ORCEは雪道はもちろん、酔いにくくなって舗装路でもメリット大!【写真・53枚目】 2022年11月にフルモデルチェンジを実施し、6代目となったセレナ。ガソリン車の4WDが23年1月に加わり、さらに24年10月にはe-POWER車に「e-4ORCE」を搭載した4WDが追加された。今回の試乗車はセレナ e-POWER ハイウェイスターV。 オーラなどのe-POWER 4WDも前後2基のモーターを搭載するが、e-4ORCEはモーターだけでなく左右のブレーキも統合制御するのが特徴だ。 後輪を駆動するMM48型モーターは82PS&195Nmを発生する。トヨタ・ヴォクシー/ノアの4WD車のリヤモーターが41PS&84Nmなのと比較すると、いかにセレナのリヤモーターが高出力化かがわかる。 e-4ORCE化にあたり、リヤフロアとリヤサスペンションを変更。最低地上高を15mmアップすることで、雪道の走破性も高められた。 「酔いにくい」ことからユーザーの評判も上々というe-POWER車だが、e-4ORCEは頭の動きが10%程度減り、さらに酔いにくくなっているという。また、e-4ORCEには雪道最適で作り込まれたSNOWモードも追加された。 この写真はオフィシャルカット。実際に試乗を行なった際は降雪が激しく、刻々と路面を覆う雪が厚みを増すような状況だった。 実際の試乗時は、ご覧のとおりのドカ雪状態。こんな過酷な状況でもセレナ e-POWER ハイウェイスターVの走りは快調そのもの。もちろん油断は禁物だが、それほど気を遣うことなく、雪景色の苫小牧の道をドライブすることができた。 セレナは液晶メーターの採用によってメーターフードが廃止されたこともあり、特に広々としか視界の良さが感じられる。シフト操作はインパネ上に横配列されたスイッチで行なう。 センターパネルの「e-Pedal」スイッチを押すとアクセルオフ時の回生ブレーキが強まる。ワンペダル的な運転が可能となり、ペダルの踏み替え操作の頻度が少なくなるので、ちょっと底が厚めのスノーブーツを履いているような場面では特にありがたかった。 Screenshot ドライバーのハンドル&ペダル操作 セレナ e-POWER ハイウェイスターV。ベージュのボディカラー「利休」もアウトドアが似合いそうなおしゃれな雰囲気で好印象。 Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot Screenshot この画像の記事を読む