アドバンレーシング製ホイールらしい大胆なコンケイブを見せつける

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【ADVAN RACING RJ-D2/アドバンレーシング アールジェイディー2】

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アドバンレーシング=スポーツとイメージする人が多いハズ。このジムニー専用の『RJ-D2』は、2ピースモデルのようなステップリム形状&1ピースならでは軽量高剛性を誇る6本スポーク『RG-D2』の、オマージュとも言える5本スポークモデルである。

同ブランド定番の『RG』シリーズは“レーシング”と“ジムカーナ”という単語のイニシャルが名称の由来。スポーツを連想させるスタイルなのは当然で、アドバンレーシングらしい抑揚の効いた形状、具体的には大胆なコンケイブが印象的でもある。

『RJ-D2』もその血脈を受け継ぐだけに、見栄えするコンケイブに注目しないワケにいかない。リム幅に制限があるジムニー用にもかかわらず、コンケイブが強烈なのだ。リム側のスポーク起点を奥深い場所に設定し、スポークを急激に立ち上げる。そこから緩やかに弧を描きセンターへ落ち込ませる。このアイデアにより獲得した大胆な抑揚が、“力感”を印象付ける。

技術面に目を向けると、鋳造のフローフォーミング製法を採用。スポーツホイールの製法となると、「鍛造エライよね」と呪文のように唱える人もいるかもしれない。けれども、最新の高性能鋳造は遜色ないと言える。その上でデザイン性の高さというメリットがあるのだ。

スポーク側面に“えぐれ”があるが、コレも軽量化に貢献。軽量化とともに、視覚的にスポークを細く見せる効果もあるなど、性能とデザインを高度にバランスさせ、さらに融合させているのが当モデルの特徴なのである。

実はアドバンレーシングで、特殊な事例の輸入車を除いて、車種を限定してアイテムを用意するのはハイエースとこのジムニーだけ。汎用性のないサイズということもあるが、ココにチャレンジするのは、やはり“やる価値”があるからこそ。

だからこそ19年に登場し、翌年に新サイズ&カラーを追加と、新たな話題を提供し続ける。そしてまだ「ジムニーはこれで打ち止め」というわけでもなさそうで…。今後のアドバンレーシングの動向にも注目しておいた方が良さそうだ。

全5色のカラーバリエーション
『RG-D2』に着想を得ただけに、当初はリム部を切削したモデル3種を設定していた。昨年、より選択肢を増やすべく“丸塗りモデル”のアンバーブロンズメタリック、レーシングホワイトメタリックの2色を追加している。

SPEC
SIZE    INSET   HOLE P.C.D   PRICE
16×5.5J   0/20    5/139.7    4万5650円
16×6.0J    0    5/139.7    4万6200円
COLOR:マシニング&シャンパンゴールド、マシニング&ブラックガンメタリック、マシニング&レーシングガンメタリック、アンバーブロンズメタリック、レーシングホワイトメタリック

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