業界人コラム 池沢早人師、21世紀の狼「アルピーヌ A110S」を駆る!【最終回:アルピーヌ A110S総集編】【写真・9枚目】 池沢早人師、21世紀の狼「アルピーヌ A110S」を駆る!【最終回:アルピーヌ A110S総集編】 ロータス エリーゼ スポーツ220IIは、ロータス ヨーロッパのフィロソフィを継承した、まさに「21世紀の狼」の資質を強く備えたモデルだ。 現代のスポーツカーは安全性と高速性能向上のため、電子制御を満載してドライバーを補助する。しかしそれが度を過ぎればドライバーとクルマの主従関係は逆転するだろう。アルピーヌ A110Sではその逆転現象は抑えられ、旧き佳きクルマとの関係性が保たれている。 「アルピーヌ A110Sは、ひょっとしたら21世紀のロータス ヨーロッパになるのではないか?」との池沢先生のひと言からスタートした当連載。A110Sのポテンシャルをライバルたちとの比較試乗を通じて探ってきた。 現代のスポーツカーから厳選した6台との比較試乗では、それぞれの良さを痛感しながらアルピーヌ A110Sの強みも十分に確認できた。絶対性能ではなく操る楽しさという面で、アルピーヌ A110Sは一歩抜きんでたモデルであると池沢先生は断言する。 ミッドシップレイアウトに伝統のボクサーエンジンを採用するポルシェ 718 ケイマン。万能性が高く評価される現代のミッドサイズスポーツの1台。 BMW Z4と共通するシャシーを引っ提げてデビューしたGRスープラは、かの名車トヨタ 2000GTの再来とも評すべきモデル。『サーキットの狼』でのライバル“隼人ピーターソン”が思い起こされる。 ジャガー Fタイプ Rダイナミック コンバーチブル P300は2.0リッター直4ターボを搭載し、スポーツ性能とラグジュアリー性を両立したライバルとして当企画に登場した。 最新のスポーツクーペとしてデビューしたBMW M4クーペ コンペティションもアルピーヌ A110Sとのバトルに持ち出す。そのパワーとシャシーのバランスの良さは特筆すべきレベルにあった。 『サーキットの狼』でのロータス ヨーロッパのライバル車では、ポルシェ911は欠かせない存在。今回は現行911シリーズ最強の911 ターボS カブリオレに登場してもらい、作中さながらの格上との勝負を繰り広げた。 この画像の記事を読む