ウラカン ランボルギーニV10モデルの集大成、ウラカン! 2台のEVOを試乗して見えた真実に迫る【写真・9枚目】 ランボルギーニ最大のヒット作であるウラカン。その要因がどこにあるのかをモータージャーナリストの高平高輝が2台のEVOを連れ出して検証する。 8500rpmまで一気に吹け上がる5.2リッターV10自然吸気エンジン。最高出力640ps、最大トルク600NmはEVO RWDでは610ps、560Nmに低められるが、いずれにせよ高性能に変わりはない。 ランボルギーニ ウラカン EVOのサイドビュー。 ランボルギーニ ウラカン EVOのブレーキ。 スポーツカーらしいスパルタンな室内。ドライビングモードを変更する場合はステアリング下部のANIMAスイッチを操作する。 ランボルギーニ ウラカン EVO RWD スパイダーをドライブする高平高輝氏。 写真では伝わりにくいが後輪操舵の効果はてきめんで、高い回頭性を実現している。AWDやトルクベクタリングとともにLDVIによって統合制御される。 ともに5.2リッターの自然吸気V型10気筒DOHCエンジンを搭載するEVOとEVO RWD スパイダー。ただし、AWDのEVOに対してEVO RWDは2駆であることから、最高出力は30psほどデチューンされている。 リヤ2輪駆動のEVO RWD スパイダーは、LDVIに代わる制御システムとして「P-TCS」がドライバーをサポート。切れ味鋭いハンドリングが特徴だ。 最高速度325km/h以上、0-100km/h加速2.9秒をスペックシートに掲げるウラカン EVO。ブレーキはフロント6ポット、リヤ4ポットキャリパーを装備する。もちろんローターはカーボンセラミック製で、折り紙付きの制動力を誇る。 ストラーダモードでドライブする限り乗り心地はけして野蛮なものではない。ただし「普段はシャープでスマート、かつ洗練されているが、ウラカン EVOは猛獣である。扱い方によって従順にも獰猛にもなる。その落差が人を惹きつけるに違いない」と筆者は語る。 この画像の記事を読む