英国の逆襲

Recommend:1 ハイブリッドマシン、マクラーレン・アルトゥーラ初試乗!

アルトゥーラの走り
乗員の後方にバッテリーをボルト締結し、モーターはトランスミッションとの間に搭載。バッテリーは5個のリチウムイオン・モジュールで構成され、単体での重量は88kg。モーターのみで30km、130km/hまでの走行が可能だ。

マクラーレンの次世代を担うニューマシン、アルトゥーラ。その概要はすでに発表されていたが、この度ようやく本格的な試乗が実現した。最大の注目はマクラーレンとしては初めて、主力モデルに導入されたハイブリッドシステムだ。

従来のV8に代わってエンジンはV6となり、トランスミッションとの間にモーターを搭載する。満充電であれば距離30km、速度130km/hのEV走行が可能であり、エンジンとモーターが協調すれば680ps/720Nmで最高速度330km/hをマークするという。

アルトゥーラの室内
ステアリングにスイッチ類を一切設けないマクラーレンのスタイルは、アルトゥーラでも引き継がれる。メーターナセルの上部にはエンジンのモードなどを選択するロータリースイッチがある。

GENROQ8月号では、このアルトゥーラに日本人ジャーナリストで唯一試乗した大谷達也氏がその印象をレポート。

常にストイックなスーパースポーツを生み出してきたマクラーレンのハイブリッドスポーツはどのような走りを見せるのか?

Recommend:2 2022年アルピーヌは何が変わった?

アルピーヌA110 Sの走り
A110 Sはフロント215/40、リヤ245/40の18インチ、ミシュラン・パイロットスポーツ4が装着される。A110 GTはフロント205/40、リヤ235/40の同じく18インチとなる。エンジンの仕様はSとGTで同じだ。

現在アルピーヌはルノーのモータースポーツを代表するブランドとなっており、F1やWECなどのトップカテゴリーで精力的に活動している。

先日開催されたル・マン24時間ではハイパーカークラスに参戦し、主催者側が急遽変更した性能調整によって結果は芳しくなかったものの、予選での躍進は1978年のル・マン優勝を彷彿させる速さを印象づけた。

アルピーヌA110 Sのリヤスタイル
約1100kgという車重は、アルミボディといえど並大抵の努力ではたたき出せまい。フロント44%、リヤ56%と良好な前後重量配分や、低い重心もまたこのA110の走る悦びの核心である。

そんなアルピーヌのストリートマシン、A110がマイナーチェンジを受けた。ファンにとっては釈迦に説法であろうが、オリジナルのA110とは1973年の世界ラリー選手権を勝ち抜いた初代チャンピオンカーだ。

そして、そのオマージュとして誕生したのが新生アルピーヌ A110である。やはりアルピーヌはモータースポーツの化身なのである。本誌ではそのA110初のマイナーチェンジのポイントをレポートする。

Recommend:3 好事家大注目のジープ グラディエーター

グラディエーターのオフロード走行
海外には3.0リッターディーゼルも存在するが、日本に導入されるのは284ps/347Nmを発生する3.6リッターV6ガソリンエンジンのみとなる。

一部の好事家から熱い注目を浴びていたジープ ラングラーのピックアップトラック「グラディエーター」がついに日本上陸を果たした。

全長5.6mという、日本国内では取り回しが厳しい長大なボディでありながら、今年5月時点ですでに400台を超える受注を集めているという。

グラディエーターのリヤスタイル
樹脂に覆われた荷台は堅牢そのもの。ラフに荷物を積載するのも似合う。後席背後にはスライド式の小窓も用意される。

日本に導入されるのはラングラーの最強グレード「ルビコン」のみ。マットテレーンタイヤ&FOX製ダンバー、スタビライザー解除システムを備えているのが同グレードの特徴だ。

コアな人気を誇るグラディエーターを妙高高原のオフロードコースで試してきた。

【information】
GENROQ 2022年8月号
発売日:6月24日(金)発売
特別定価:1100円(税込)

PHOTO/McLaren AUTOMOTIVE、市 健治(Kenji ICHI)、篠原晃一(Koichi SHINOHARA)

【関連リンク】
・GENROQ 2022年 8月号