プレスリリース ここまでやるか! こだわりまくりの製造現場に驚きの「GRファクトリー」、ついに工場見学もスタート【写真・32枚目】 GRファクトリーは2025年1月にリニューアルを実施。4月からオーナーの見学を受け入れている。 2020年1月に発表、同年8月から生産が開始されたGRヤリス。その生産拠点となるのが元町工場内に設けられたGRファクトリーだ。 AGVを活用した生産工程がGRファクトリーの特徴だ。 エンジンコンパートメント、フロントフロア、リヤフロアを溶接してアンダーボディと呼ばれるフロア部分を製造する。 アンダーフロア、サイドパネル、ルーフを組み合わせ、約300点のスポット溶接を行ってボディ骨格をつくる。 メインボディ仮付け工程での溶接に加え、スポット溶接を追加で実施。 三次元測定器によるボディ精度の検査の様子。 アッパー部分の溶接検査はタガネも用いる。鉄板のつなぎ目に差し込み、同じ角度、同じ強さの力で溶接がしっかり繋がっているかを確認する。 アーク溶接後、アルミ製のドアやフードの取り付けを行う。 光のトンネルのようなライトに覆われた箇所でボディの外観検査が行われる。 メインボディ仮付け メインボディ仮付け メインボディ仮付け メインボディ仮付け メインボディ増し打ち メインボディ増し打ち メインボディ増し打ち 測定データは、その後の足周り部品組み付け工程に活用される。 AGVで搬送されるGRヤリスの車体。 フロントガラスおよびバックドアガラスもここで取り付けられる。 従業員が手作業で接着剤を塗布することで、車種によって形状が異なるガラスにも対応が可能となっている。 サスペンションのアーム類の穴の位置を測定し、ボディに適合する部品を抽出する。 1Gの重力がかかった状態でボディを上から下ろして足周りを組み付ける。 ボディ工程で測定された足周り部品の取り付け位置と足周り部品の寸法のデータは解析システムに集約され、各車体に最適な部品の組み合わせを自動的に計算。1万通りに及ぶパターンの中から最適なセットを選定して、組み付けていく。 ダンパー類も計測し、左右バランスの取れた部品を選定する。 足周り部品が搭載された台車には上向きに金属製の突起ピンがついており、上から降りてくるボディを正確な位置で固定して取り付けることができるようになっている。 外観検査の様子。 動力性能測定工程の様子。 調整は地下ピットで行われる。 アライメント測定は運転席、助手席、荷室にウェイトを搭載して実施する。 1台ずつ時間をかけて、しっかりとアライメント調整が行われる。そんな様子を見れば、オーナーの自尊心もくすぐられるというものだ。 検査工程を終えた車両はテストコースに自走で移動する。 動力性能測定工程に進むGRヤリス。 GRファクトリーの見学者を案内するためのバスもスタイリッシュ。内装も綺麗に仕立てられているので、ぜひご確認いただきたい。 足周り部品が収められた棚。ランプが点滅することで、車両に適した最適な部品を示す。 この画像の記事を読む