プレスリリース 本物の「漆」がインパネに! 日本の伝統工芸が融合した日本専用限定車「BMW X7 BLACK-α」は1625万円から【写真・12枚目】 トークセッションに登壇された4名。左からBMWジャパンの御館康成さん、漆芸家の服部一斎さん川島織物セルコンの礒 卓さん、演出家の宮本亞門さん。 「フローズン・ブラック・メタリック」を纏うBMW X7 BLACK-α。 「諸説ありますが」という前置きから話を始めた御館さん「BMWでも扱っているピアノブラックは、もともと漆だったのでは、という説があります。中世、日本の漆にインスパイアされた欧州の職人がピアノブラックを開発したというのです。そんなこともあり、日本人としてぜひ、漆を使いたかったのですが、服部さんはしっかりピアノブラックを生かしながらも、その上に漆芸の技でより付加価値の高いデザインをつくられました。これこそ、他の文化を尊びながら一緒に文化を作り上げていく日本人的な感覚ではないでしょうか」 BMW X7 BLACK-αのセンターコンソール。漆で図柄を描いた上に銀粉を蒔き、さらに塗りかぶせ漆を炭で研ぐ「研出蒔絵(とぎだしまきえ)」という手法が用いられた。 こちらは助手席前のダッシュパネル。「時つ風」をモチーフにした独特な紋様に目を奪われる。 漆芸家の服部一齋さん。「今回、特に意識したのは『手仕事感』を過剰に出さないこと。いかにも“手作り”といった印象ではなく、ラグジュアリーな空間の中に自然に溶け込むよう、緻密で完成度の高い表現を目指しました」 こちらは服部さんの作品である玉虫飾箱「光響」。BMW X7 BLACK-αと同様に研出蒔絵と平蒔絵が施されている。 川島織物セルコンの職人によって仕上げられたフロアマット。 川島織物セルコンの磯 卓さん。「繊維業界というのは、どうしても右肩下がりの業界であることは間違いありません。そういった中で、どうすれば意志を継いでくれるような若い方に来てもらえるのか―そこは常に強く考えてきました。そんな折に、御館さんが今回このようなテーマでお仕事をくださって、職人たちもすごくやりがいを感じながらつくっていたと思います」 モノトーンでありながら無味乾燥ではない。眺めていると、静かな湖面の情景が眼前に浮かんでくるフロアマットだ。 「古都京都で染め、職人の手仕事で丁寧につくり、高機能な加工を付与」することを謳うウール・ラグの「KOTOSOME」。フロアマットにも、そのこだわりが込められている。写真は、「KOTOSOME」のラインナップのひとつでレッド・ドット・デザイン賞した「ZENGARDEN(ゼンガーデン)」。 『百の黒』をテーマとして2024年のミラノデザインウィークに出展された織物のサンプルがこちら。これにより、材料や折り方、パターンの変化によって100種類の黒の織物をつくり出すという技術力を示した。今回のウールを染色する際には、その知見が活かされたという。 演出家の宮本亜門さん。 「BMW X7 BLACK-α」をイメージしたスペシャル・メニュー「プルドポークとブラックベリーのガレット」が「FREUDE by BMW」内の「CAFÉ & BAR B」で提供される。販売期間は6月24日(火)まで、価格は1540円。 2025年2月に発表されたBMW X7 錦ラウンジ。ボディカラーはベルベット・ブルーとスペース・シルバーの2トーン。 楽芸工房による箔泊装飾が施されたトリム類。 センターコンソールは手織りのジャガード織りで仕上げられ、その上に箔装飾が施される。kuska fabric と楽芸工房が担当。 こちらの車両はBMW X7 M60i xDrive BLACK-α。 「BMW X7 M60i xDrive BLACK-α」のインパネ。 「BMW X7 M60i xDrive BLACK-α」のラゲッジルーム。 「BMW X7 M60i xDrive BLACK-α」の1列目シート。 「BMW X7 M60i xDrive BLACK-α」の2列目シート。 「BMW X7 M60i xDrive BLACK-α」は4.4L V8ターボエンジン(最高出力530PS&最大トルク750Nm)を搭載し、マイルドハイブリッドシステムを組み合わせる。 「BMW X7 M60i xDrive BLACK-α」の3列目シート。 車名を示すエンブレムもボディカラーに合わせてブラック仕様に。 X7は2022年に一部改良を実施。上下2分割のヘッドライトや光るキドニー・グリルなどを新採用した。 BMW X7 M60i xDrive BLACK-αは23インチのアルミホイールを履く。 「BMW X7 M60i xDrive BLACK-α」はハイグロス・ブラック仕様のMドア・ミラー・カバーを採用。 スカイ・ラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフ。夜間はアンビエント・ライトによる光の演出で室内を彩る。 センターコンソールに添付された真鍮製のバッジも専用装備品。仏像や茶道具などの鋳造品の着色を手掛けてきた「モメンタムファクトリー・Orii」の手により、純銀に近い色調が塗布されている。 ドアを開けると、プロジェクター・ライトがひと筆の線で描いた「α」を路面に照らし出す。これもBLACK-αの専用装備のひとつ。 この画像の記事を読む