試乗 「ウラカン テクニカ」と「ウラカン STO」に乗って640PSのV10ミッドシップRWDのありがたみを噛み締める【写真・2枚目】 640PSをRWDで路面に叩きつけるV10スーパースポーツ「ウラカン テクニカ」。レース直系モデルの「STO」と共にワインディングを走らせた。 初期型4WDだけでなく、EVO 4WDと比べても遜色のない安定した姿勢を維持し続けてくれるテクニカ。それでいながらサーキットでは豪快なドリフトを披露する。 カーボン製のエンジンフードの下には5.2リッターのV10NAが搭載される。パワーは640PS、トルクは565Nmを発揮する。 Y字型のエアインテークはテクニカ独自のデザイン。カーボン製のボンネットも専用デザインが与えられる。 クーペボディのウラカンとしては初めて、トンネルバックスタイルのリヤエンドを持つ。リヤウインドウを開けることはできない。 独立したリヤウイングを装着するテクニカだが、STOやペルフォルマンテと比べると高さは低い。 センターロック式のホイールは昔のダイヤルホイールを思わせるデザイン。ブレーキはカーボンセラミックローターを装備。 アルカンターラとカーボン、レザーを使用したインテリアにはほぼ変更はない。ANIMAがSTRADA、SPORT、CORSAの3パターンなのはEVOと同様だ。 アルカンターラのシートは手動調整式。サイドサポートにTECNICAのロゴが入る。 ドア内張りはSTOと同じカーボン製。軽量パーツを多用して車両重量は1379kgに納まる。 路面の上下動が連続するシーンではかなりハード。「シャープなハンドリングが欲しい!」というドライバーにのみ、乗ることが許されたモデルといえる。 ガヤルド以来、ランボルギーニを支えてきたV10エンジンも2024年で終了すると言われている。STOに搭載されるのはテクニカと同じ歴代最高の640PS仕様。 大きなエアアウトレットが2つ開いたボンネットはフェンダーやバンパーと一体のカーボン製。 シュノーケル式のエアインテーク、垂直のシャークフィン、大型リヤスポイラーなど、スーパートロフェオのテクノロジーが注ぎ込まれている。 ウラカン テクニカとSTO。噂ではこれが最後の純V10で次期型はV8ツインターボエンジンのPHEVになるという。 この画像の記事を読む