飛躍するランボルギーニ

Recommend:1 12気筒PHVのレヴエルトを初ドライブ! ランボルギーニの最新情報が満載

Y字シェイプのデイタイムライトがフロント周りの造形を形作る。上部にはヘッドライトユニット、下部にはオイルクーラーが配置される。タイヤはブリヂストンのポテンザスポーツを装着。標準はリヤ21インチでオプションで22インチが選択できる。

電動化はスーパースポーツカーの世界にも確実に広まってきているが、ランボルギーニ・レヴエルトはついに真打ち登場!といえる。ランボルギーニV12気筒ミッドシップマシンの最新モデルは、ついにPHVとなった。

フロントに2基、リヤに1基モーターを搭載して、トータル出力は1000PSオーバーという凄まじい1台。しかもフロントのモーターはそれぞれが左右輪のトルクベクタリングを行ってくれるので、今までとは一味違った走りを楽しめそう。

新デザインのインテリアはスペースも広くなり、パッセンジャーモニターも備わる。カバー付きエンジンスイッチやレバー式のリバースギヤなどは従来から受け継がれているが、パワーウインドウのスイッチはドア側に移った。

それでいて自然吸気のV12気筒を残しているところ。パッケージングも従来のV12マシンとは完全に変わったレヴエルト、待ちに待った初試乗が叶った。

イタリア・ヴァレルンガサーキットで、最新の猛牛はどんな走りを見せてくれたのか!? GENROQ12月号でぜひご覧いただきたい!

Recommend:2 フェラーリSF90にXX風味を!

フェラーリのロードカーとしては、同じくスペチアーレのF50以来となる固定式大型リヤウイングを採用したこともトピックだ。

フェラーリが誇るスーパースポーツ・プラグインハイブリッド・スペチアーレ、SF90ストラダーレ。1000PSを発揮する新世代スーパースポーツだが、それを1030PSに高めた「SF90 XX ストラダーレ」が早くも日本に上陸を果たした。

ベンチマークとなる性能が与えられた公道走行不可のサーキット専用フェラーリ。それがFXXを皮切りに599XX、FXX EVO Kと3台が生み出されたXXモデルだ。

低くマウントされたF154FB型4lV8ツインターボエンジン。システム最高出力はSF90ストラダーレの30PS増となる1030PSを誇る。

今回のSF90 XX ストラダーレの車名は、そのXXに由来するがあくまで、XXモデルをイメージした公道走行可能なモデルという位置付けだ。

自走でサーキットへ行き、限界走行を体験した後、自走で帰るというナンバー付きレーシングカーを目指したロードカーとして、SF90ストラダーレに“XX”的エッセンスを注入したモデルの凄みを解説する。

Recommend:3 極上NAユニット搭載の911GT3 vs Z06

フラットプレーンクランクを採用したことで最高回転数8550rpmを実現した新開発ユニット「LT6」を搭載するZ06。一方こちらも高回転型の4リッター水平対向6気筒エンジンを搭載する911GT3。最高出力510PS、最大トルク470Nm。

レース由来の90度バンクV型8気筒DOHCユニット「LT6」を搭載して登場した最速コルベット「Z06」。

フラットプレーンクランクを採用したことで、なんと8550rpmの最高回転数を誇る超高回転極上ユニットだ。

Z06の装着タイヤはハイグリップに定評のあるミシュラン・パイロットスポーツ4S、911GT3はこちらも評価の高いグッドイヤー・イーグルF1となる。

MR化されて走りの性能が増したコルベットZ06に挑むのは、こちらも極上の回転フィールを誇る4リッター水平対向6気筒エンジンを積むポルシェ911GT3。

いずれも超高回転型のNAユニットを積むスーパースポーツ。果たして走りの気持ちよさはどちらに軍配が上がるのか?

Information

GENROQ 2023年12月号

発売日:10月26日(木)発売
特別定価:1100円(税込)

PHOTO/Lamborghini SpA、Ferrari Japan、田村 弥(Wataru TAMURA)

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