911 ポルシェ 911(タイプ993)ロングタームレポート:第2回「大したことないって、言ってたのに(汗)」【写真・9枚目】 ちょっとしたトラブルはありながらも、ようやく初試乗にまでこぎつけた筆者。その感動たるや、筆舌に尽くしがたし!! やっぱり空冷の、ズシン! と来る乗り味は最高です。 ボンネットは上から落とすのではなく、最後に手首でグッと押し込むように閉める。腫れ物に触るような気持ちでいるとわかっていてもこれがなかなか難しく、何度もやり直した。 ハンドルは最後まで据え切りしないのがPWSポンプを長持ちさせるコツ。「ウィ〜ン」と機械音がする寸前で切るのをやめる。 タペットカバーからのオイル漏れがひどく、走らせるとこれがエキゾーストに垂れて白煙を上げていた。「液体パッキンの塗布量が足りなかったんだけど、これは仕方ないのよ。多く塗りすぎると内側にはみ出て、オイルラインに入り込むから」と鶴田御大。ということで液体パッキンを再度塗り直し、とりあえず事なきを得たのだが・・・。そもそもゴムパッキンを新品にしておらず、後々きちんとしたオイル漏れ修理が必要となった。当時の筆者は、そんなことも知らなかったのであった。 993のタペットカバー。 チェーンカバーからのオイル漏れ。 964のタペットカバーはマグネシウム製。 ドライブシャフトブーツの交換はただブーツを換えるだけじゃなく、取り外してベアリングやスプライン部分もチェックするのが本筋。今回は状態も悪くなかったので、グリスを補充してから新品のブーツを取り付けた。 リヤフェンダーをチェックする鶴田御大。 993のリヤフェンダー。 993のフードダンパー。 この画像の記事を読む