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hondaは自社ホームページのグローバルサイトにおいて、二輪車のグローバルモデルを紹介する「グローバルブランドサイト」をスタートさせた。グローバルモデルとはその名の通りに日本国内だけでなく、海外でも広く愛用・浸透している車種のこと。具体的にはCub、CB、CBR、Gold Wing、Africa Twin、Monkeyの6車種で、それぞれの分野でエポックメーキングとなったモデルを選んでいる。
Cubブランドサイト
各車のブランドサイトの中で、最も見応えあるのがCubだ。スーパーカブの魅力が何なのか、このページを見れば一目瞭然。どのように開発され、世界中でどのように愛されているのかを歴史や開発背景などを交えて紹介している。
もちろんカブ系モデルの歴史を年代ごとに追っていて、西暦年をクリックすると写真とともに説明文が読めるようになっている。年代を追うごとにCubがどのように進化したのか知るにはうってつけなのだ。
さらに注目なのは古いモデルに限ってだが、ホンダコレクションホールが所蔵する実車のエンジン始動から走行シーン、乗車位置からの眺めを動画で視聴することまでできる。貴重なモデルたちのエンジン音を聞きつつ、走行するさまを疑似体験出来るのだ。
さらにスーパーカブがどのような目的を持って開発されたのか、当時の貴重な写真とともに振り返るCub Storiesは必見。開発当時のエピソードは読み応え十分で、製品化された後の進化の歴史もまた同様だ。
グラフィカルに楽しめるのがEmblem Gallery。スーパーカブは年代ごとに微妙にエンブレムを変えてきた。その歴史が実車の写真とともに紹介されている。見てるだけも楽しめるが、的確な解説文も盛り込まれているためスーパーカブオーナーなら是非一度見ていただきたい。
CBブランドサイト
スーパーカブ同様に力の入ったサイトとなっているのがCBブランド。初代CBであるCB92スーパースポーツが成し遂げた偉業に始まり、常にホンダを代表するモデルであったCBの歴史を振り返っている。Cub同様にCB Historyなども盛り込まれ、読み応え十分な内容となっている。
注目すべきは「PROJECT BIG-1」と呼ばれたCB1000SUPER FOURの開発ストーリー。1990年代前後のレーサーレプリカブーム、さらには大型二輪車の排気量制限の撤廃などを受け、当時主流モデルとは呼べなくなっていたCBをもう一度見直すことから始まったプロジェクトだった。CBの新たなビッグバイクとしてどのようなモデルが相応しいのか思案され、世に生まれたCB1000SUPER FOUR。改めて読み返したい内容となっている。
CBRブランドサイト
GOLD WINGブランドサイト
Africa Twinブランドサイト
Monkeyブランドサイト
CubやCB、CBRたちと同様にホンダを代表するグローバルモデルであるゴールドウイング、アフリカツイン、モンキーについてもブランドサイトが用意されている。いずれも歴代モデルを知ることができる「MODELS」、開発ヒストリーを当時の写真や文章で知ることができる「HISTORY」などで構成されている。今後はさらに製品ストーリーやニュースなども更新される予定となっているため、定期的なチェックが欠かせなくなりそうなサイトと言えるだろう。