交換パーツの性能を100%発揮させるための必須項目とは?
今回紹介するのは「アドレスV125Gのフロントブレーキパッド交換」。難しいと思われがちなブレーキ周りのメンテナンスですが、ここでも丁寧な手順紹介でわかりやすく解説しています。
そして、この動画でもまた、ただパーツを交換するだけでは終わらないのが大きなポイント。
洗浄・清掃=つまり汚れや腐食を落とすことが、メンテナンスでは最も重要だとモトメディコ・山根さんは説きます。
今回はバケツに入れた熱湯が登場! 古いパッドを抜いたあと、キャリパーごと熱湯に浸けます。
20-30分後、中性洗剤と歯ブラシなどでこすり洗い。「この汚れを落とすか落とさないかで、ブレーキのタッチが激変します」と山根さん。
さらにピストン側面の腐食を、真鍮ブラシで落とします。キャリパーピストンツールを使って、全周くまなく!
これだけでは終わりません。さらにブレーキオイルを使って、ダストシールに詰まっていた汚れも取り除きます。
ここまでやってはじめて、ピストンがスムーズに動くのです。
他にも、ブーツを取り外して中のグリスを除去し、ブーツを装着していたキャリパーの穴には真鍮ブラシで腐食を取り除くなど、徹底的に洗浄・清掃をおこないます。
こうしてブレーキパッドの交換は終了。ただパッドを交換しただけではなく、各部をしっかりメンテナンスしたので、ピストンの動きもスムーズ! ブレーキ本来の性能を取り戻すことができました。
パッド交換だけなら、あっという間に終わってしまいますが、それで良しとしないのがモトメディコ流。各部清掃やピストンの揉み出しなどは、他車種でもきっと役に立つはずです。
ぜひ、実際に動画を見て、愛車のメンテナンスの参考にしてください。