シンプルラインに宿る洗練さと上質さ
かわす性能を最大限に発揮する卵型フォルムが特徴の新生RAPIDE-NEO。ダクトなどクラシカルなスタイルをオマージュしながらも、アライ最新の安全性能と快適性を実現するネオクラッシックフルフェイスだ。アグレッシブなスーパーネイキッドからレトロスポーツにまで似合う懐の深さが魅力のRAPIDE-NEOに、日本最高峰のカスタムビルダーである中嶋志朗氏が主宰する「46works(ヨンロクワークス)」がデザインを施した「46works(ヨンロクワークス)」２種が登場する。
クラシックなレーサーをイメージした「RACE」は、オフホワイトの帽体に黒と深緑のレーシングラインが施されるオーセンティックなもの。レトロスポーツや80～90年代のレプリカマシンに合わせると映えるデザインだ。もうひとつ、左右非対称のピンストイプで独特なインパクトを与える「STREET」も用意。どちらもサイドに46worksのロゴが入るが、とシンプルかつモダンな印象で、全体のデザインに溶け込む秀逸な処理となっている。クラシカルな見た目ながら最新のプロテクション性能、快適性を兼ね備えたRAPIDE-NEOと、機能美の先に生まれるシンプルさと力強さが宿る46worksのスピリットが融合した、当代最良ともいえるコラボレーションモデルだ。
クラシカルスタイルに最新技術と機能美をプラス
アライならではの安全性を徹底しながら、70〜80年代のビンテージイメージを実現した「RAPIDE-NEO」。特徴的な口元の３本のスリットダクトは、アライヘルメットの歴史を象徴する形状でもある。ダクトの目立たない帽体は一見クラシカルだが、各部にアライの誇る最新のセーフティ技術を搭載する。
帽体形状は滑らかなフォルムと、強靭な帽体本体を組み合わせ、アライのヘルメット哲学である「衝撃をかわす」形状を追求。より衝撃をかわす性能を高めるため、実績あるスネル規格のテストラインを目安にシールド取付け部分を24mm下げて、ヘルメット側頭部をより滑らかに仕上げている。
帽体本体の主材料は、通常のグラスファイバーよりコストのかかる高価な最新のスーパーファイバーを使用。通常のグラスファイバーよりも繊維密度を高め、引張り強度・圧縮強度ともに40％も高い特殊なグラスファイバーとなっている。また、帽体内部の緩衝ライナは頭頂部、側頭部、後頭部、前頭部、それぞれに適した硬度の異なる発泡体を採用。このハイブリッドライナを、シェル各々のサイズに合わせて、細かくセッティング調整し一体成型している。
快適性を司るベンチレーションは、チンガード部と、おでこの部分にあるエアインレットから走行風を取り込み後頭部のふたつの穴から排出するエアフローライナ・ベンチレーションを採用。さらに耳周辺の熱を帯びた空気や、後頭部に停滞するエアーを、走行時の負圧を利用して、ネックパッドの排気ノズルから排出するノズルも装備する。
内装はフルアジャスタブル。生地は素肌と同じ弱酸性に保つ多機能性繊維素材を使用。雑菌の増殖を抑制する抗菌機能、汗成分のアンモニアを吸着・中和し臭いを防ぐ消臭機能を備えている。
・頭部にこもる熱気を、ヘルメット内の経路を通して排出するエアフローライナ・ベンチレーション
・コンディションに合わせ開閉できるマウススリット
・頭部全体をクールダウンするベンチレーション
・排気効率を下げずに小型化したNEノズル
・ヘルメットの下部からの風の巻き込みを軽減し、高い整流効果を発揮する固定式エアロフラップ
・エアロフラップカバーの進化バージョン、ESチンカバーV
・ネオクラシック・スタイルのイメージを優先した、VAS-V ポスト付シールド
・フォーミュラカー用〈GP-6〉で採用された、レバーによる強固なシールドロックシステム
・素肌と同じ弱酸性に保ち、抗菌・消臭性能のある新開発フルシステムハイフィッティング内装
・整流効果を高めるためにフラットボトム化されたネックパッド
・調節機能を持たせ、内装フレームを一新したNEO AMシステム内装
・下あごから包み上げるフィット感のFCS構造を採用したシステムパッド
・息苦しさを軽減する広い口元スペース
・オプションパーツにより頭周りと頬部のサイズ変更が可能
アライヘルメット「ラパイドNEO 46works(ヨンロクワークス)」 の概要
■発売時期：2024年12月下旬
■価格：68,200円
■カラー：レース、ストリート
■サイズ：54、55-56、57−58、59- 60、61- 62
■規格：SNELL／JIS規格
■構造：PB-cLc2（ペリフェラリー・ベルテッド・コンプレックス・ラミネート・コンストラクション）
■シールド：VAS-V ポスト付シールド（スモークを標準装備）