デジタル機能がフルモデルチェンジ並みにアップデート
今回はヘッドライト・テールライトおよびその周辺のカバー類のデザインを変更した。
前型のヘッドライトは上に切れ長のデザインであったが、新型は切れ長の主張を抑え、2眼のイメージを高めた意匠となった。現在ホンダのフルカウルスポーツ車が採用しているヘッドライトに通ずるデザインを採用した。
カウル類は、ヘッドライトガーニッシュ・フロントサイドカバー・ライセンスライトカバーの形状を変更した。
そして今回の目玉となる変更は、5.0インチのTFTフルカラー液晶メーターを採用したことだ。このメーターは、先日インドネシアで発表された新型「PCX160」に採用されたものと同一と見られる。
フルカラーメーターの採用と同時に、左側グリップには操作用の十字ボタンを採用。その付近にはトラクションコントロールスイッチとスクリーン調整スイッチも設けられ、左手親指で各操作を完結できるデザインとなっている。
さらにスマートフォンとのコネクト機能「Honda RoadSync」も備えている。Bluetoothでスマホと繋げ、電話やメッセージの確認、音楽プレイヤーの操作、そしてナビを液晶メーターに表示することが可能となった。
この機能も新型PCX160に搭載されているものだが、日本では「フォルツァ」が先に導入したかたちとなる。日本にも導入されるであろう新型「PCX」にも搭載されると見てよいだろう。
そのほか、容量48LのラゲッジボックスやUSB Type-Cのポートを備えるなど高い機能性はそのままだ。スポーティなイメージが増し、コネクト機能を充実させた新型「フォルツァ」は、ツーリングがより楽しいスクーターに進化した。