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本田技研工業(ホンダ)は、2024年12月12日にすでに発売した新型ロードスポーツモデル「CB1000ホーネット」に続き、その上位グレード「CB1000 ホーネットSP」を2025年1月23日(木)に発売した。価格は基準車が134万2000円、SPが158万4000円。
CBR1000RRの心臓を移植

「CB1000ホーネット」は、「CBR1000RR」のエンジンをベースに専用にリファインした999cc水冷直列4気筒DOHCエンジンを搭載。新開発のダイキャスト製ピストンを採用し、バルブタイミングやバルブリフト量の最適化により、低・中速域でのトルクと高回転域での出力特性を高いレベルでバランスさせている。
また、スロットルバイワイヤシステム(TBW)を採用し、走行状況やライダーの好みに応じて出力特性を選択できる「ライディングモード」を搭載した。
車体デザインは、小型デュアルLEDヘッドライトや、ワイドな燃料タンクからコンパクトなシートへとつながる抑揚のあるスタイリングが特徴。特にタンクは従来のホーネットシリーズが採用していたスタイリングを踏襲したと見て取れる。



SPはオーリンズ&ブレンボ

サスペンションは、フロントにSHOWA製SFF-BP倒立フロントフォーク、リアに分離加圧式シングルチューブタイプを採用し、スポーティで上質な乗り心地を提供する。
「SP」は、オーリンズ製リアサスペンションやブレンボ製フロントブレーキキャリパーを装備し、足回りを強化。さらに、マフラー内部に可変排気バルブを配置し、エンジン回転数に応じて排気ガスの圧力を最適化することで、低回転域でのトルク向上と高回転域での出力向上を実現している。また、クイックシフターを標準装備し、市街地でのスムーズな走行やワインディングでのスポーティかつスムーズな走行をサポートする。


スマホコネクトに対応

装備面では、5インチフルカラーTFT液晶メーターを採用。スマートフォンとのコネクト機能「Honda RoadSync」も備え、ハンドルのセレクトスイッチや別売りのヘッドセットでの音声入力により、音楽再生やナビゲーションなどの操作が可能となる。
安全面では、前輪の浮き上がりや後輪のスリップを抑制するHonda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)や、急ブレーキ時にウインカーが高速点滅して後続車に知らせるエマージェンシーストップシグナルを採用した。
カラーリングは、「CB1000ホーネット」が「パールグレアホワイト」の1色、「SP」が「マットバリスティックブラックメタリック」の1色で、ゴールドのホイールも装備した。
ホンダは弟分の「CB750ホーネット」の日本発売(2025年2月13日)も発表した。その一足先に長兄が発売となった。ホーネットの復活もさることながら、ホーネットが“兄弟”としてまた日本に導入されたことが嬉しい。
ホンダのスポーツネイキッドを牽引するブランドとして、今後の展開と成長が楽しみである。
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