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ボアアップでJOGアプリオが速くなって、楽しくなっちゃって、すっかりお伝え(記事化)するのを忘れていました。 今回はナンバー登録変更のお話です。
50ccまでのバイク、原付一種の2大デメリットといえば、30km/hの法定速度と二段階右折です。(メリットは普通自動車免許に付帯する、バスレーンを通行できるなど)
この30km/hの法定速度は、原付免許が誕生した1952年(昭和27年)に制定されました。自転車用補助エンジンのホンダ・カブF型が誕生した年でもあります。
都心部以外の道路はまだ整備されていなかった時代に、自転車のフレームとタイヤを組み合わせた乗り物ならば、30km/h以上は危険!というのも理解できます。実際にカブF号に搭載されていたエンジンは、空冷2サイクル単気筒50cc、最高出力は1PS / 3,600rpm。カタログ上の最高速度は35km/hでした。
しかし、カブF号の登場から70年が経過した現代は、国道県道はもちろん、市町村道までほとんどの道路にアスファルトが敷かれています。この法定速度の制限はそぐわないかもしれません。バイクの性能、タイヤの性能も、当時とは比べ物にならないほど向上しているので、30km /hでの巡行は逆にストレスになってしまうほどです。
前置きが長くなってしまいましたが、「速度超過で切符を切られたくない」「幹線道路で他車との速度差が怖い」「テキパキ走りたい」こういった理由から、50ccだったJOGアプリオの排気量を68ccに排気量アップした!というわけです。
原付一種に関わる交通違反 ・交差点右左折方法違反(二段階右折違反)……違反点数1点/反則金3000円 ・速度超過違反 15km未満……違反点数1点/6000円 15km以上~20km未満……違反点数1点/反則金7000円 20km以上~25km未満……違反点数2点/反則金10000円 25km以上~30km未満……違反点数3点/反則金12000円 30km以上~50km未満……違反点数6点/罰金額は簡易裁判で決定(赤キップ) 50km以上……違反点数12点/罰金額は簡易裁判で決定(赤キップ)
1952年の出来事 ・4月 鉄腕アトム(手塚治虫)連載開始 ・5月 ボクシング、白井義男が日本人初の世界チャンピオンに ・7月 ヘルシンキオリンピック開催 ・10月 第4次吉田茂内閣成立 流行歌 ・テネシー・ワルツ/江利チエミ ・リンゴ追分/美空ひばり 流行語 ・エッチ(小説「白い魔魚」で、主人公の竜子が使った言葉。変態(HENTAI)の頭文字からとり、いやらしい男を意味する) ・火炎ビン ヒット映画 ・ひめゆりの塔 ・風と共に去りぬ
ナンバーの(再)交付は30分未満
KN企画製ボアアップキットはφ47mm。ノーマル(φ40mm)よりも大きなボア径とすることで、JOGアプリオの排気量は68ccに拡大(なおストロークは39.2mmのまま)。原付一種から原付二種に変更となり、30km/hの法定速度制限と二段階右折から解放されます!
そのためにはナンバープレート変更の手続きが必要です。今までの白ナンバーを返納し、新たに黄色ナンバーを交付してもらいます。
手続き方法は、次の通りです。(※1)
1. 市区町村役所の該当窓口へ(東京都新宿区の場合は税務課収納管理係)。 2. 白ナンバーの廃車登録をする。 必要なもの……ナンバープレート(白色)、標識交付証明書、本人確認書類(免許証など)はんこ 3. 標識交付申請書と改造申請書(※2)に必要事項を記入して提出。 4. 新しいナンバープレート(黄色)が交付される。 ※1 市区町村によって手続き方法が異なる場合があります。 ※2 車台番号やボア・ストロークの寸法などを記入する。
新たに交付されたナンバープレートを取り付けると同時に、忘れてはいけないのが、自賠責ステッカーも旧ナンバープレートから貼り替えておくということ。
旧ナンバープレートの返納前に剥がして再利用!が最もお手軽なのですが、きれいに剥がれなかった場合は、保険会社の事務所に行けば新しいステッカーが再交付してもらえます。
合わせて、任意保険も保険会社によっては登録しているナンバープレート情報の更新が必要となるのでご注意ください!