軽さの目安は200kg|1000cc超のバイクを軽い順に並べて比べてみた【国内6モデル】

「リッターバイク」と呼ばれる1000ccクラス超のビッグバイク群は、モーターサイクルの頂点とも呼ぶべきカテゴリー。スピード、パワー、トルク、存在感、重量感など、最高峰を堪能できるのがポイントだ。ここではリッターバイクの中でも、新車で入手できる一般公道向けの“軽量モデル”をリサーチ。ヘビーなイメージのあるリッターバイクだが、車両重量200kg強の軽量モデル6台をピックアップ。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
※車両価格はすべて消費税10%込です
※車両の各数値はメーカーカタログより

軽量なボディにハイパワーエンジンを搭載し、異次元のスポーツ性能を発揮!

 リッターバイクとは、1L=1000cc以上のエンジンを搭載したビッグバイクのこと。国内仕様の市販車としては、1000ccクラス、1100ccクラス、1200ccクラス、1300ccクラスなどがメインとなる。

 リッターバイクには、サーキットで速く走ることを目的に開発されたフルカウル装備のスーパースポーツ、カウルを省いた街乗り重視のネイキッドスポーツ、スーパースポーツに実用性を加味したスポーツツアラー、ツーリングに特化したアドベンチャー、ビッグスクーター、アメリカンテイストが漂うクルーザー、オーディオ等を備えたプレミアムツアラーなど、用途に合わせて選べるのがポイントだ。

 下記のモデルは、全般的にヘビーなリッターバイクの中では希少な、200kg強という軽量さを実現した6台。レースレギュレーションに適合した1000ccスーパースポーツに加え、ネイキッドスポーツ2台が含まれている。

車体が軽いこと=スポーツ性の高さを証明!軽量なリッターバイクに注目

1位 ホンダ CBR1000RR-R FIREBLADE 車両重量:201kg 排気量:999cc

242万円 グランプリレッド
シート高は830mm。両足のカカトが着いた状態で車体を支えられる。ハンドルが低く、ポジションは極めてレーシー。ライダーの身長は身長177cm。PHOTO●山田俊輔

 CBR1000RR-R FIREBLADEは、1992年発売の初代モデル「CBR900RR」から一貫して追求してきたテーマ「Total Control~操る楽しみの最大化」を継承しつつ、サーキット走行やレースでのポテンシャルを、さらに進化させたモデル。

 高出力でコントロール性に優れた出力特性のパワーユニットと、操縦性を追求した軽量な車体を組み合わせ。スポーツライディングをサポートする、先進の電子制御技術を採用したCBRシリーズの最上位モデルに仕上げられている。

 新設計の水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒999ccエンジンは、レースで高いパフォーマンスを発揮しているHondaのMotoGPレーシングマシン「RC213V」と同一のシリンダー内径・行程とし、大径バルブの採用やフリクション低減を狙ったショートストローク化を実現。

 新設計のフレームは、高精度な剛性チューニングが可能となる薄肉GDC(重力金型鋳造)製法を採用した、軽量なアルミ製ダイヤモンド型。リヤサスペンションはプロリンクとし、上部をエンジンブロック後部に締結する構造としたことで、フレーム剛性の最適化と軽量化に寄与。

 アルミプレス製のスイングアームは、従来モデルより30.5mm長い設計とし、剛性バランスを最適化しながらも、従来と同等の重量とすることで、リヤタイヤの接地性と優れた旋回性能を実現。

メーカー本田技研工業(HONDA)
モデル名ホンダ CBR600RR
全長×全幅×全高2,100mm×745mm×1,140mm
軸間距離1,455mm
最低地上高115mm
シート高830mm
キャスター/トレール24゜00′/102mm
最小回転半径3.8m
車両重量201kg
エンジン水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ
排気量999cc
最高出力160kW(218ps)/14,500rpm
最大トルク113N・m(11.5kgf・m)/12,500rpm
内径×行程81.0mm×48.5mm
圧縮比13.2 : 1
燃料タンク容量16L(無鉛プレミアムガソリン指定)
ミッション6速
燃料消費率・定地燃費値21.0km/L(60km/h)
燃料消費率・WMTCモード値16.0km/L
タイヤ(前後)前 120/70ZR17M/C(58W)
後 200/55ZR17M/C(78W)
ブレーキ(前後)前 油圧式ダブルディスク
後 油圧式シングルディスク
フレームダイヤモンド
価格2,420,000円
公式サイト本田技研工業(HONDA)公式サイト

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2位 ヤマハ YZF-R1 ABS 車両重量:202kg 排気量:997cc

236万5000円 ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)
ブルーイッシュホワイトメタリック2(カーボン)
シート高は855mm。サーキット走行を想定した低いハンドル、バンク角を稼ぐためにアップ&後退したステップなど、極めてレーシーなポジションが特徴。PHOTO●富樫秀明

 YZF-R1は「Full control evolution of track master」をコンセプトに、みなぎる力を高次元で制御し、サーキットを制する性能を照準に開発した、ヤマハのフラッグシップモデル。ロードレースの頂点・MotoGP直系の電子制御技術であり、今では主流になっている6軸姿勢センサーを初搭載するなど、先端技術をフル投入。車体のデザインもヘッドライトをコンパクトにして、よりGPマシンに近いフォルムに仕上げている。

 水冷4ストローク直列4気筒・DOHC4バルブエンジンは、ユーロ5排ガス規制に適合させながら、200馬力を出力。シリンダーヘッドは新設計され、燃焼室とスロットルバルブの距離を短縮。新型インジェクターをバルブ傘裏狙いの斜流噴射することで、低〜中回転域での燃焼速度を最適化し、スロットルの開け始めからのリニア感を向上。

 軽量かつ高剛性でありながら、縦・横・ねじれの最適バランスに配慮したアルミ製デルタボックスフレーム&スイングアームとの組み合わせにより、俊敏でありながら、安定感と安心感のあるハンドリングを実現している。

メーカーヤマハ発動機(YAMAHA)
モデル名ヤマハ YZF-R1 ABS
全長×全幅×全高2,055mm×690mm×1,165mm
軸間距離1,405mm
最低地上高130mm
シート高855mm
キャスター/トレール24°00′/102mm
最小回転半径
車両重量202kg
エンジン水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ
排気量997cc
最高出力147kW(200ps)/13,500rpm
最大トルク113N・m(11.5kgf・m)/11,500rpm
内径×行程79.0mm×50.9mm
圧縮比13.0 : 1
燃料タンク容量16L(無鉛プレミアムガソリン指定)
ミッション6速
燃料消費率・定地燃費値21.0km/L(60km/h)
燃料消費率・WMTCモード値17.0km/L
タイヤ(前後)前 120/70ZR17M/C(58W)
後 190/55ZR17M/C (75W)
ブレーキ(前後)前 油圧式ダブルディスク
後 油圧式シングルディスク
フレームダイヤモンド
価格2,365,000円
公式サイトヤマハ発動機(YAMAHA)公式サイト

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3位 スズキ GSX-R1000R ABS 車両重量:203kg 排気量:999cc

215万6000円 トリトンブルーメタリック/ミスティックシルバーメタリック
シート高は825mm。ライダーの身長は身長175cm。片足立ちならカカトまで、両足出してもツマ先の裏がしっかり地面に届く。前傾のライディングポジションは、極めてスポーティなもの。PHOTO●山田俊輔

「THE KING OF SPORTBIKES」の称号を目標に開発された、スズキ・スーパースーパースポーツのフラッグシップモデル。ライバル車の1000ccスーパースポーツであるホンダ CBR1000RR-R FIREBLADE、ヤマハ YZF-R1 ABS、カワサキ Ninja ZX-10Rと同じく、軽量なボディ&強靭な足周りにハイパワーエンジンを搭載し、サーキットをコンマ1秒でも速く走ることを徹底追求しているのがポイントだ。

 同系エンジンを搭載したネイキッドモデル「GSX-S1000ABS」は214kgだが、GSX-R1000R ABSはフルカウル装備ながら、203kgという軽量化を実現。「軽いバイク=速い」を体現すべく、各パーツの素材選びや製法の工夫が、軽量化に結び付いている。

 ライバル車と同じく、エンジンは水冷4ストローク直列4気筒・DOHC4バルブ。MotoGPで開発された可変バルブシステム「スズキレーシングバリアブルバルブタイミング(SR-VVT)」などを導入し、高回転域はもちろん、低中回転域から非常にパワフル。

 軽量コンパクトで、スリムなアルミ製ツインスパーフレームは、4つのセクションで構成。メインスパーは、内側を鋳造、外側をプレス成型とすることで、剛性バランスを最適化。一体鋳造となったステアリングヘッドとフロントエンジンハンガー、アッパー、ロワーエンジンマウント、スイングアームピボットへと連結している。

 ボルトオン装着のシートレール(リヤフレーム)は、角断面のアルミパイプ製を採用。アルミ製スイングアームは、重量と剛性バランスを最適化し、直進安定性やコーナリング性能を大幅にアップ。随所に軽量で高剛性のアルミを採用している。

メーカースズキ(SUZUKI)
モデル名スズキ GSX-R1000R ABS
全長×全幅×全高2,075mm×705mm×1,145mm
軸間距離1,420mm
最低地上高130mm
シート高825mm
キャスター/トレール23°20′ / 95mm
最小回転半径3.5m
車両重量203kg
エンジン水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ
排気量999cc
最高出力145kW(197ps)/13,200rpm
最大トルク117N・m(11.9kgf・m)/10,800rpm
内径×行程76.0mm×55.1mm
圧縮比13.2 : 1
燃料タンク容量16L(無鉛プレミアムガソリン指定)
ミッション6速
燃料消費率・定地燃費値22.1km/L(60km/h)
燃料消費率・WMTCモード値16.6km/L
タイヤ(前後)前 120/70ZR17M/C(58W)
後 190/55ZR17M/C (75W)
ブレーキ(前後)前 油圧式ダブルディスク
後 油圧式シングルディスク
フレームダイヤモンド
価格2,156,000円
公式サイトスズキ(SUZUKI)公式サイト

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4位 カワサキ Ninja ZX-10R 車両重量:207kg 排気量:998cc

229万9000円 ライムグリーン×エボニー
サーキット走行を想定した、前傾姿勢のアグレッシブでスポーティなポジション。シート高は835mm。写真は前モデルのSE。ライダーの身長は180cm。PHOTO●長谷川 徹

 カワサキのNinja ZX-10Rと、ハイグレードモデルのNinja ZX-10RRは、Ninja ZXシリーズのフラッグシップモデル。市販車最高峰のロードレース「スーパーバイク世界選手権」において、2015~2020年の6年連続でライダー&マニュファクチャラーズタイトルを獲得したことでも有名だ。

 2021年モデルは、その高いサーキット走行性能をさらに向上。また、川崎重工グループの技術を結集した証として、「Ninja H2」を始めとしたH2シリーズに続き、2021年モデルよりリバーマークも付与。

 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブのエンジンは、通常時で203馬力(RRは204馬力)。ラムエア加圧時でライバルのホンダ CBR1000RR-R FIREBLADE(218馬力)に迫る、213.1馬力(RRは214.1馬力)を発揮する。

 ストリートユースも想定されたNinja ZX-10Rは、高速道路でのロングラン等の疲れを軽減するクルコン(クルーズコントロール)を標準装備。また、トラクションコントロールや出力特性をライディング条件に合わせて簡単に設定できる「S-KTRC・パワーモード連携モードセレクト機能」、加えてカワサキエンジンブレーキコントロール、KQSなど、大型ビギナーの走りをフォローする最新の電子制御システムも充実。

メーカーカワサキモータースジャパン(Kawasaki)
モデル名カワサキ Ninja ZX-10R
全長×全幅×全高2,085mm×750mm×1,185mm
軸間距離1,450mm
最低地上高135mm
シート高835mm
キャスター/トレール25.0°/ 105mm
最小回転半径3.4m
車両重量207kg
エンジン水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ
排気量998cc
最高出力156.8kW(213.1ps)/13,200rpm
最大トルク115N・m(11.7kgf・m)/11,400rpm
内径×行程76.0mm×55.0mm
圧縮比13.0 : 1
燃料タンク容量17L(無鉛プレミアムガソリン指定)
ミッション6速
燃料消費率・定地燃費値20.3km/L(60km/h)
燃料消費率・WMTCモード値16.5km/L
タイヤ(前後)前 120/70ZR17M/C(58W)
後 190/55ZR17M/C (75W)
ブレーキ(前後)前 油圧式ダブルディスク
後 油圧式シングルディスク
フレームダイヤモンド
価格2,299,000円
公式サイトカワサキモータースジャパン(Kawasaki)公式サイト

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5位 ヤマハ MT-10 ABS 車両重量:210kg 排気量:997cc

170万5000円 ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)
マットライトグレーメタリック4(マットライトグレー)
ライダーの身長は170cm。シート高は825mm。両足の踵は少し地面を離れる。ワイドなアップハンドルと相まって、車体を扱う感覚はそれほど重くない。写真はブルーイッシュホワイトメタリック2(シルバー)。PHOTO⚫️山田俊輔

 ヤマハ・ネイキッドモデルの最高峰という位置付けで登場したモデル。上記YZF-R1をベースに、フルカウルを除去。アルミ製デルタボックスのダイヤモンド式フレームとリヤアーム、ロッカーアームを介したバルブドライブメカを持つ、水冷4気筒DOHC4バルブ997ccのエンジン関係は、ハイパーネイキッドに相応しい専用チューニングは施されるが、基本的にYZF-R1と共通だ。

 最新の電子制御システムも充実しており、QSS(クイック・シフト・システム)や急減なシフトダウンでも後輪のグリップを失いにくいスリッパークラッチ。D-MODE(走行モード切替システム)も搭載。シャープでダイレクトなエンジンレスポンスの1モードを始め、オールマイティな2モード、穏やかで扱いやすい3モードが選択可能。4速以上のギヤでセット可能なクルーズコントロールシステムも装備済み。

 シャシーも基本的に「YZF-R1」と共有。短いホイールベースに、しなやかで減衰の効いた足周りを有することにより、安定感とクイックさという、バイクならではの走る楽しさを高次元で実現している。

メーカーヤマハ発動機(YAMAHA)
モデル名ヤマハ MT-10 ABS
全長×全幅×全高2,095mm×800mm×1,110mm
軸間距離1,400mm
最低地上高130mm
シート高825mm
キャスター/トレール24°00′/102mm
最小回転半径
車両重量210kg
エンジン水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ
排気量997cc
最高出力118kW(160ps)/11,500rpm
最大トルク111N・m(11.3kgf・m)/9,000rpm
内径×行程79.0mm×50.9mm
圧縮比12.0 : 1
燃料タンク容量17L(無鉛プレミアムガソリン指定)
ミッション6速
燃料消費率・定地燃費値23.4km/L(60km/h)
燃料消費率・WMTCモード値14.0km/L
タイヤ(前後)前 120/70ZR17M/C(58W)
後 190/55ZR17M/C (75W)
ブレーキ(前後)前 油圧式ダブルディスク
後 油圧式シングルディスク
フレームダイヤモンド
価格1,705,000円 
公式サイトヤマハ発動機(YAMAHA)公式サイト

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6位 ホンダ CB1000R 車両重量:213kg 排気量:998cc

167万900円 マットバリスティックブラックメタリック
PHOTO⚫️山田俊輔
PHOTO⚫️山田俊輔
キャンディークロモスフィアレッド
ライダーの身長は168cm。シート高は830mm。ライディングポジションは、市街地からワインディングまで幅広いシチュエーションに対応する自然なもの。PHOTO⚫️山田俊輔

 2018年に「新世代CB」としてデビューしたCB1000R。ホンダ伝統のCBブランドを受け継ぐ、新たな上級ネイキッドスポーツ車だ。ライダーが積極的に操れるフラット形状のテーパーハンドルや、十分な面積を確保して着座位置の自由度を高めたシートを採用。

 これらにより、市街地では遠くまで見通せるアップライトな姿勢を、ワインディングではコーナリングや加減速時にバランスがとりやすい前傾姿勢をとれるよう、ライディングポジションを徹底して追求。また、モノバックボーンフレームの採用によりシート前端部の幅を抑え、足着き性にも配慮している。

 エンジンはトルクフルなパワーフィールと高いコントロール特性を発揮する、水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ998cc。アシストスリッパークラッチに加え、Hondaセレクタブルトルクコントロール、パワーセレクター、ライディングモード、セレクタブルエンジンブレーキ、クイックシフターなど、最新の電子制御システムも充実。

 強さと軽さを両立したモノバックボーンフレーム、ショーワ製SFF-BP倒立フロントフォーク、軽快な片持ち式のプロアーム型スイングアーム、TOKICO製ラジアルマウント式4ポッドキャリパー採用のフロントブレーキ、前後輪のロックを回避するABSなど、フレームや足周りも非常に豪華。

メーカー本田技研工業(HONDA)
モデル名ホンダ CB1000R
全長×全幅×全高2,120mm×790mm×1,090mm
軸間距離1,455mm
最低地上高135mm
シート高830mm
キャスター/トレール25゜00′/100mm
最小回転半径3.0m
車両重量213kg
エンジン水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ
排気量998cc
最高出力107kW(145ps)/10,500rpm
最大トルク104N・m(10.6kgf・m)/8,250rpm
内径×行程75.0mm×56.5mm
圧縮比11.6 : 1
燃料タンク容量16L
ミッション6速
燃料消費率・定地燃費値23.0km/L(60km/h)
燃料消費率・WMTCモード値17.2km/L
タイヤ(前後)前 120/70ZR17M/C(58W)
後 190/55ZR17M/C(75W)
ブレーキ(前後)前 油圧式ダブルディスク
後 油圧式シングルディスク
フレームダイヤモンド
価格1,670,900円
公式サイト本田技研工業(HONDA)公式サイト

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上記モデルのパワーウエイトレシオは?

バイク名車両重量排気量最高出力パワーウエイトレシオ価格
1ホンダ CBR1000RR-R FIREBLADE201kg999cc218ps/14,500rpm0.92242万円
2ヤマハ YZF-R1 ABS202kg997cc200ps/13,500rpm1.01236万5000円
3スズキ GSX-R1000R ABS203kg999cc197ps/13,200rpm1.03215万6000円
4カワサキ Ninja ZX-10R207kg998cc213ps/13,200rpm0.97229万9000円
5ヤマハ MT-10 ABS210kg997cc160ps/11,500rpm1.31170万5000円
6ホンダ CB1000R213kg998cc145ps/10,500rpm1.46167万900円

 パワーウエイトレシオとは、「車両重量÷最高出力(馬力)」で算出される数値。表示単位はkg/psで、そのバイクで1馬力あたりにどれくらいの重量負担があるのかを表す。 この数値が小さければ小さいほど、加速性能に優れ、スポーティといえるのが特徴。

 ホンダ CBR1000RR-R FIREBLADEは、一般公道用市販モデルの中では、トップレベルであるパワーウエイトレシオ=0.92という驚異的な数値。すべてのカテゴリーのバイクはもちろん、スポーツモデルがうごめくリッターバイクの中でも、極めて高い数値を達成している。

 1000ccスーパースポーツのライバル車であるヤマハ YZF-R1 ABS、スズキ GSX-R1000R ABS、カワサキ Ninja ZX-10Rも、極めてスポーツ性能の高い叩き出しているのが大きな見どころ。

必要な免許は「大型自動二輪

大型二輪免許 難易度★★☆ 取得可能な年齢:18歳

大型自動二輪免許は、排気量400ccを超えるバイク、もしくは定格出力が20kWを超えるバイクに乗車できるライセンス。排気量や定格出力を問わず、すべてのバイクに乗車できる、バイク免許の最高峰だ。

 大型自動二輪免許には、「小型限定普通二輪免許」や「普通二輪」と同じく、スクーターに加え、ビッグバイクに採用の最新システム『DCT(Dual Clutch Transmission)』など、左手による手動式クラッチ操作なしの車両(排気量の制限なし)のみ運転可能な『AT限定』。また、すべてのバイク(排気量の制限なし)を運転できる『限定なし』の2種類あり。詳しくは下記参照。

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