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豊かな森林に囲まれる小菅村。森から流れる水は村の東西に流れる小菅川に集まり、奥多摩湖へ注がれます。この清流で育てられた大自然の恵を味わうべく、今回は小菅村の特産の野菜や魚をつかった料理が魅力のイタリアンレストラン「源流レストラン」へ向かいました。
小菅産の食材にこだわる源流レストランは、道の駅こすげの敷地内にあるイタリアンレストラン。本格的な石窯で焼かれたピザが絶品です。ちなみに石窯の燃料も小菅産の薪を試用しているそうです。また、コロッケなど一部のメニューはテイクアウトでも楽しめますよ。
木の温もりを感じるナチュラルな雰囲気の店内は、テーブル席とカウンター席があります。真っ赤な石窯からは、ピザの焼ける良い香りが漂っていました。天気が良い日は開放感溢れるテラス席がおすすめ。山里の空気と香りを直に感じながらの食事は一味違います。
小菅産の食材をふんだんにトッピングされた石窯ピザは「フレッシュトマトのマルゲリータ」と「山女魚のアンチョビクリームピッツァ」の2種類。今回はアンチョビピザを頂くことにしました。アンチョビは骨まで柔らかくなるよう、2~3時間じっくり煮込んでいるそう。
民間として国内で初めてヤマメの人工ふ化に成功したことから「ヤマメの郷」ともよばれる小菅村。源流レストランでもその味を楽しめます。「ヤマメのフリット」は、ヤマメが骨までサクッと揚げられた一皿。紫キャベツのマリネと菊が彩りを添えます。
小菅村で捕獲された鹿を使った「鹿肉ハンバーグ」は色鮮やかなサラダとボリュームたっぷりのハンバーグがセットになったメニュー。ジビエ独特の臭みが少なくなるように、新鮮なうちに解体されているそう。小菅産のエゴマがかかったショコラとともに頂きました。
ソースやトッピングまで小菅産の旬の食材を使うことにこだわる源流レストラン。美味しく食べてもらいたいという思いがこもった料理の数々はどれも絶品でした。ただし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため営業を縮小することもあるそうなので、事前に最新情報を調べてから訪れることをおすすめします。
山あいの村・小菅村を堪能する旅。今回は地元食材を味わえるイタリアンレストランで、山の恵みを味わいました。次回は山梨県道18号を南下し、小菅村のお隣・丹波山村にあるライダーズカフェ「多摩里場」を訪れます。
●源流レストラン 〒409-0211 山梨県北都留郡小菅村3445番地 TEL:0428-87-0765 営業時間:平日 11:00〜15:00(ラストオーダー14:30) 土日祝 11:00〜16:00(ラストオーダー15:30) 定休日:水曜日
ライター紹介
村上菜つみ
モデル・モータージャーナリスト。
ツーリング雑誌の編集部員を経て、フリーランスとして独立。
オートバイや車での気ままな一人旅を好み、各地のグルメや名湯をレポートし続けている。
月刊モトチャンプにて旅企画「ぶらり二輪散歩」連載中。
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