まるで電動のモトコンポ!な電動スクーターが日本上陸です。|大阪・東京モーターサイクルショー2023

電動だからこそ生きるのが車載バイクのコンセプト。倒しても燃料やオイル漏れの心配もなく、室内にガソリンの匂いもしてこない。小さく折り畳んで気軽に乗れる電動コミューターがレジャーの相棒として活躍すること間違いなしだ。

※4月3日、価格、諸元に関する誤りを修正しました。

中国のEVモビリティブランドFELOテクノロジーから、ハンドルとシートを折り畳むことで、車のトランクにも積載できるコンパクトな折りたたみ式の電動スクーター「M1」が発表された。四角い箱にタイヤがついたようなそのスタイルは、80年代に発売されたホンダ・モトコンポにそっくり。モーターの定格電力は450W、最大出力は700Wで、日本では原付一種登録となる。ボディサイズは全長1160mm、全幅560mm、全高860mm、重さは45kgと非常にコンパクト。充電時間は5時間、航続距離は40kmとなっており、車に積み込んで、キャンプなどの外出先での買い出しや散策などにぴったりだ。

キャンプなどの外出先でちょっとした買い物や周辺の探索などに活躍しそうな折りたたみの電動スクーター
ハンドルを折り畳めば長さ1160mm、幅560mm、高さ583mmというコンパクトサイズ。小型車のトランクにも入る

M1はマグネシウム合金のモノコックフレームに、フラットなパネルとパイプを組み合わせた収納式のハンドルを備え、折り畳んだ状態では高さはわずか583mm。コンパクトカーのトランクにも収納することが可能だ。M1のバッテリーは48V20Ahで、出力用のUSB端子も備えているので、モバイルバッテリーとしても使うことができる。また、Bluetoothスピーカーやサーチライトなどのモジュールの追加も可能で、単なる移動手段というだけでなく、レジャーのツールとして幅広い活用が期待できる。今年の秋くらいの発売を目処に開発が進められている。

マグネシウム製のモノコックフレームを採用しているので非常に軽量な45kg
折り畳んだ姿を上から見るとまさにモトコンポ。エンジン車ではないので倒してもオイルやガソリンが漏れる心配もない

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