CT125ハンターカブのキャストホイール仕様! ブレンボ製ブレーキキャリパーで至高のロードゴーイングマシンに変身。|エヴァテック

旺盛を極めるCT125ハンターカブカスタム中で流星の如く登場したEVATEK(エヴァテック)。極上の足周りやアルマイトパーツを組んだカスタムマシンをご紹介しよう。

(問)コーケン TEL 045-511-7333 https://koh-ken.jp

CT125ハンターカブが発売されて早3年。全国津々浦々、街中から田舎までいたるところで見かけるようになり、もちろん比例してカスタムパーツも豊富に発売されている。

さてその中で注目したいのが、EVATEK(エヴァテック)製アイテムの数々。エバテックの母体となるコーケンは古くからブレンボの正規代理店を務め、とくにレースシーンやビッグバイクのカスタムで知名度の高いメーカーだ。そんな同社が初めて本格的に取り組んだというCT125のパーツ&カスタマイズはいかがなものか? さっそくデモ車を見ながらチェックしていこう。

キャスト化でチューブレスOK!

まず目を引くのが“足周り”、キャストホイールだろう! ヴィヴィッドなオレンジ系のパウダーコートが施されて存分にアピールされている。CT125のコンセプトとは対となる「オンロード」をモチーフにしており、キャスト化することでチューブレスタイヤの装着を可能にしているのがポイントだ。

オレンジのパウダーコートが目を引く足周り。他にシンプルなブラックも用意する。参考までに装着タイヤはダンロップARROWMAX GT601F(前後100/90-17)。

CT125は長距離ツーリングに赴くユーザーも多いが、その道中でパンクを心配する声も多く見受けられる。見た目を一新するとともにこの悩みを解決できるのがこの「EVATEKキャストホイールキット」というわけだ。もちろんスポークが曲がったり、折れたるするトラブルもない。

前後インチ径は純正同様の17インチ仕様だが、純正のリム幅1.6よりもワンサイズ太めの1.85を採用しているからタイヤの選択肢が広く、安定感があるのも嬉しいところだ。

ハイエンドなブレンボ製でコーディネート

このホイールに組み合わされたブレーキも注目! まずローターはセミフローティングタイプとし、純正φ220mmに対してφ260mmに大径化して制動力を向上。これに組み合わされるキャリパーはもちろんブレンボ製、しかもキャスティングキャリパーではなく、アルミブロックから削り出したハイグレードな2POTを奢っている。

リヤブレーキはセミフローティングタイプのφ220㎜ディスク(純正はφ190mm)にキャリパーサポートを用いてブレンボ製2POTキャリパーをセット。

これに伴いマスターシリンダーも変更され、ブレンボ製の14RCSラジアルマスターをチョイス。たくさん荷物を積んで走る際もストッピングパワーを強化することで安して走れるようになっているのだ。

エヴァテックのCT125用パーツはディスクローターから始まったのだが、ユーザーの声に応える形でアレやコレやと増えていってここまでのラインナップとなったそう。ブレーキを専門に扱う同社だけにその信頼性は随一だ。

チタン手曲げのエバテック製マスタータンクステー(右)。素材を生かした焼き色がハンドル周りで存在感を放っている!

これら足周りでポイントなのは先のホイールやブレーキキットを組み込んだ状態で購入できることだろう。ボルトオンで入れ替えできるから自身でも作業できるのだ。その場合、ブレーキの調整作業などは念入りに! プロにお願いするのが安心だ。

さらにオンロードスタイルとしてマフラーも見逃せない。オリジナルマフラーはエンジン下位置で大きくトグロを巻いた珍しいダウン形状! スチールエキパイの管長を稼いで排圧を残しつつ、真円型のチタンサイレンサーでレーシーな雰囲気に仕上げている。こちらは試作品で政府認証に適合させて販売する予定だ。

レーシーなステアリングダンパーも装備。ハンドルの振れや路面からの衝撃を吸収して安定した走行を可能に。減衰力は30段階から調整可。

刺し色になるアルマイトも定評あり!

またコーケンは“アルマイト加工”も得意としており、ゲイルスピード(アクティブ)やサンスター、ラフ&ロードなど様々なメーカーともコラボして色とりどりのパーツを世に送り出している。

このCT125に装着したオリジナルアルミパーツも例外なくアルマイト処理されており、とくに六角形のアルミホーンカバーはインパクト大! ほかにもバーエンドスライダーやエンジンのホールキャップ、フューエルタンクキャップカバー、ホイールカラーなどに色を添えてさりげなくドレスアップされている。

サンスター製アルミスプロケットにて純正428チェーンから420サイズにコンバート。アルミパーツはアルマイト以外に軽量化できるのもグッド! チェーンガードは鋭意開発中!
メタルパーツだけかと思いきや、ネオプレーン素材のフォークブーツも。ストリートライクなアイテムだ!
砂利など不安定な路面に停車しても安定感をキープする、底面積が広いサイドスタンドプレートも用意。こちらは前モデル(JA55)に適合。

第2弾ではオフロードマシンをピックアップ!

ロードゴーングマシンに相応しいスタイルと機能を手に入れたエヴァテック(コーケン)のCT125ハンターカブ。今回紹介したアイテムはWEBサイトからも購入できるので気になる人はチェックしてみて。第2弾では車体の素性を生かした、定番のツアラー向けモディファイをご紹介するので乞うご期待!

■エヴァテック製CT125ハンターカブ装着パーツ
・キャストホイールキット 13万2000円/フロントブレーキ260㎜ディスクキット 3万6080円/リアブレーキ220㎜ディスクキット 4万5650円/ブレンボ製14RCS/15RCSラジアルブレーキマスターシリンダー 各6万3800円/ブレンボマスターシリンダー用ミラーホルダー 7590円/オリジナルマフラー(試作)/ステアリングダンパーキット 4万9500円/アルミホイールカラーセット 4400円/オイルフィラーキャップ 2200円/ホールキャップセット 3850円/サイドスタンドプレート 5500円/フューエルタンクキャップカバー 6050円/アルミホーンカバー 5500円/フォークブーツ(試作)/オリジナルT34/T36カラースプロケット 各1万2650円/ Hybridバーエンドスライダーベース 1980円・トップ1320円・カラーボルトセット 1650円/アルミチェーンガード(試作)

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