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今回紹介する座標ポイントは、岐阜県にある国指定史跡の「苗木城跡」。天守閣跡の見晴台から見渡せる360度のパノラマは絶景。まるでミニチュアの街を空撮するかのような景色です。ここは岐阜県の中津川市。木曽川の北側に位置している。関東圏から案内すると国道20号を松本方向へ下り、諏訪湖を過ぎた塩尻から左折して国道19号を名古屋に向かう途中にある。逆に名古屋から塩尻に向かうと恵那市の次に中津川市に到達する。高速道路を使うなら、中央自動車道の中津川インターチェンジを出て、国道257号の裏木曽街道を進むと11分ほど(約6km)でで到着できる。
城の建物は残っていないが、自然の大きな石を集めた石垣が圧巻。年代によって、使われた石の大きさや積み方が異なるそう。その成り立ちも含めて歴史に興味がある人は、入口に現れる「苗木遠山史料館」(入館料・330円)に立ち寄ると良いだろう。ここは1526(大永6)年に遠山氏によって築城され、明治維新に至るまで治められたそうだ。
2017年には公益財団法人日本城郭協会によって「続日本100名城」に選ばれ、翌2018年4月にが「絶景!山城ランキング」でナンバー1の座を獲得している。周辺には、この苗木城跡の他にも「岩村城跡」や「阿木城跡」があり、トコトコと城跡を巡るのもお勧め。1時間ほど走って「下呂温泉」に立ち寄るのも良いだろう。もうじき訪れる春には桜見スポットとしても有名。4月上旬に開催される“さくら祭り”では夜桜のライトアップも行われている。秋なら紅葉狩りも楽しめる。
城の土台や石垣が残る。
岐阜県中津川市苗木2799-2-1 (JR中央本線「中津川」駅から車で約13分/約6.5km)
春先には桜の見どころとしても良く知られている。もちろん四季折々の景観が楽しめる。