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ターゲットは、初めての愛車を迎えるZ世代
2017年以降、二輪免許の取得者は増加傾向にあり、中でもZ世代と呼ばれる10~20代の若者がその約半数を占めている。また、コロナ禍をきっかけに125㏄クラスの販売も着実に伸長し、当社では各カテゴリーに「YZF-R125」や「MT-125」といったラインナップを展開している。
「XSR125」は、オーセンティックでレトロな外観と、さまざまなシーンに対応するエキサイティングな走りを併せ持つネオレトロの新製品。開発者たちが想定したターゲットは、初めてオートバイに乗る20歳の大学生だ。昨秋開催されたジャパンモビリティショーにも出展し、またがることのできる車両の前には、男女問わず、若い世代の来場者で長い順番待ちの列ができた。現在のところ販売も好調で、発売日の前後には1,000台を超えるバックオーダーも発生している。
平井史泰さん/XSR125 開発プロジェクトリーダー
「“今日はこの靴を履いて出かけよう”。そんなふうに、初めての愛車を迎える若い世代の皆さんにも、気負わず、履きこなしてもらえるようなバイクをお届けしたいと考えました」
昨年12月に発売した原付二種のニューモデル「XSR125 ABS」。その開発プロジェクトリーダーを務めた平井史泰さんはこう話す。
「細部まで一瞬で見抜く」若い世代の直感力
「Z世代と呼ばれる皆さんは、明らかに私たちの世代とは異なるモノの見方や感じ方を持っていると感じます」と平井さん。「よく言われるモノよりコト、多様性に対する受容性、情報に対する感度などもそうですが、私は直感的な感性を大切にするというところに、他の世代との違いをより強く感じています」
たとえばオートバイのデザインについても、「一瞬にして見抜いてしまう力がある」と平井さん。
その直感は、一見漠然とした印象のようでいて、実はライダーがまたがった時のシルエットや、細部の形状や仕上げまで感じ取っていると分析している。
「ですから、私たちも手を抜くことはできません。全体の印象をよりスタイリッシュにするためにできる限りメーター類を小型化したり、それと同時に小さなアルミパーツの表面処理に手をかけたり。その成果として、デザインについては高い評価を頂いていますし、肌感覚では女性からの支持も非常に高いと感じています」
一方で“ちょうどいい”も開発チームが大切にしたキーワードの一つ。乗りやすく、購入しやすい一台を実現するため、シンプルな機能で、純粋にオートバイとの一体感を感じられるパッケージを目指した。
「私たちの願いは、できる限り長く乗っていただきたいということ。相棒と呼べる存在まで付き合い倒してもらえたら、その先も、きっと素晴らしいバイクライフが待っていると思います」と話してくれた。
ヤマハ・XSR125 ABSの特長
- XSRシリーズの意匠を継承するスタイル
- 無駄を省いたシンプルでタイムレスな灯火類
- 面構成を追求し、ライダーとの一体感を放つ燃料タンク
- 見るものを惹きつけるデザインと機能性を両立させたタックロールシート
- マテリアルの素材感と機能美を追求したアルミ製パーツ類
- レトロと先進性が調和する丸型LCDメーター
- パワーを受け止め、高い操作性へつなげるデルタボックスフレーム
- 冒険心をくすぐるトレッドパターンのタイヤと高剛性でコントローラブルなサスペンション
- パワフルな扱いやすさを引き出すVVA(可変バルブ)とA&Sクラッチ※採用エンジン
- 透明感のあるサウンドを放つエキゾーストシステム
- 自由を呼び覚ますカラーリング
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