【スクープ!】次期型「メルセデス・ベンツ GLE」テスト車両の最新バージョンを目撃

2度目のマイチェン?「メルセデス・ベンツ GLE」の高性能仕様はPHEV化でV8から直6に?【スクープ!】

2度目のマイナーチェンジに向けた開発が行われている「メルセデス・ベンツ GLE」。
2度目のマイナーチェンジに向けた開発が行われている「メルセデス・ベンツ GLE」。
マイナーチェンジに向けた開発が行われている、ミッドサイズSUV「メルセデス・ベンツ GLE」のプロトタイプをカメラが捉えた。第2世代となる現行モデルは2019年に登場。2023年にフェイスリフトが行われたが、メルセデスは2度目の大幅改良に取り組んでいる。

MERCEDES-BENZ GLE

リヤの星形LEDライトが特徴的

今回スクープされた「メルセデス・ベンツ GLE」のプロトタイプは、これまでのテスト車両に比べるとカモフラージュが軽減されており、ディテールが徐々に露出しつつある。特に注目されるのは、「Eクラス」などの新型モデルと同様の星型LEDテールライトが装着されている点だ。

ボンネットとフロントバンパーには偽装が残されており、デザインの詳細を確認することはできない。しかし、ヘッドライトが後方に傾斜した形状に変更されていることがわかる。フロントグリルは大型化され、フレームが取り付けられるようだ。

バラエティに富むパワーユニット

現行モデルには、ターボディーゼル、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドと多彩なパワーユニットが用意されている。
現行モデルには、ガソリンエンジン、ディーゼルターボ、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドと多彩なパワーユニットが用意されている。

現行の標準モデルは、最高出力258PSを発揮する2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボおよび380PSの3.0リッター直列6気筒ディーゼルツインターボエンジンを搭載する2グレード。ハイパフォーマンスなAMGモデルには、ISG(48Vマイルドハイブリッド)を組み込んだ3.0リッター直列6気筒と4.0リッターV8のガソリンエンジン2機種が用意される。さらに、386PSの2.0リッター4気筒ガソリンエンジンにEV走行可能距離約77kmのプラグインハイブリッドシステムを搭載する「GLE 450e」が用意される市場もあるという。

高性能仕様はPHEV化でV8から直6に変更か?

V8はパワーアップした直6に変更される可能性がある。
V8はパワーアップした直6に変更される可能性がある。

これらのパワーユニットはキャリーオーバーが予想されるが、V8エンジンは直6に置き換えられる可能性がある。また、フェイスリフト前に発売される2026年モデルの「メルセデスAMG GLE 53」は、現在の435PSを発揮する3.0リッター直6ツインターボ+ISGから、最高出力543PSの3.0リッター直6+プラグインハイブリッドシステムの組合せに切り替わることが確定している。

メルセデスがBEVへの切り替えをスローダウンする方針の中、このPHEVはGLEの将来に大きな役割を果たすだろう。

メルセデス・ベンツはフル電動SUV「EQC」後継モデルの開発を続けている。

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メルセデス・ベンツが開発を進める、フル電動SUV「EQC」後継モデルの最新プロトタイプをカメラが捉えた。メルセデス初の電気自動車として2018年に誕生した現行の初代EQCだが、「EQ」という名称を段階的に廃止する同社の方針に基づき、次期型は「EQC」から「GLC EV」への名称変更が予想されている。

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石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…