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Jaguar XJ13
ジャガー製V12エンジン再生プロジェクト
2024年初頭の「トゥルー・スピリット・オブ・XJ13」プロジェクト発表以来、JDクラシックスのエンジニアリングチームは、最高出力500PSオーバーを誇る、オリジナルのジャガー製5.0リッターV型12気筒自然吸気エンジンの再生作業に取り組んできた。JDクラシックスV12エンジンは、現在ブリティッシュ・モーター・ミュージアムに保管されている、ジャガー所有のXJ13を除けば、世界で唯一現存するオリジナルのXJ13搭載エンジン。クリスマスが間近に迫る中、45年越しのプロジェクトの集大成として、フィナンシャル・タイムズ紙のモータージャーナリスト、サイモン・デ・バートンがステアリングを握り、サマセット州ヘンストリッジ飛行場の滑走路を轟音を立てて走り出した。
一方、ロンドン・メイフェアのドーバー・ストリート・ギャラリーでは、JDクラシックスとクラレンドン・ファイン・アート(Clarendon Fine Art )のコラボレーションイベントが幕を上げた。こちらではジェームズ・マーティンが所有していた1965年型「フォード GT スーパーパフォーマンス」を展示。2010年にヘレン・スワビーによって設立されたクラレンドン・ファイン・アートは、様々なアートと彫刻を世界中へと紹介しており、JDクラシックスとは長きにわたる協力関係にある。
JDクラシックスは、拡大するレストアビジネスを受けて、本社をエセックス州マルドンにある創業当時の拠点に戻す決定を行った。新たにファクトリーが設けられた複合施設は、ヒストリックカーのの修復・レストア、メンテナンス、レースイベントへの準備、ショールームなどのエリアが、1ヵ所に集結している。