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第1位 毎日乗れるスーパーカー「アウディR8」初代モデルがお得すぎる
ミドシップスーパーカーというとハードルの高い、日常とは対極に位置するクルマの代表格だ。しかしアウディR8は、真逆の使い方ができる稀有なクルマである。この記事で紹介するのはその記念すべき初代モデルだ。
姉妹車となるランボルギーニ ガヤルドのホイールベースを延長しただけあって乗り心地に優れている。もちろん取り回しも、そしてここ一発のパフォーマンスも全てが高いレベルで、峠やサーキットでもなかなかのものである。
初代モデルなら、なんと600万円台から見つけられるが、最も注目したいのは今でも語り草となることもある初代R8のMTモデル。クルマ好きの好むシフトフィールの垂涎の一台は、少し割高でもぜひ一度手に入れて堪能したいものだ。
第2位 MTのV12フェラーリが今なら破格値
人気記事第2位は日本では不人気の2+2フェラーリ。もちろん海外でも2シーターに比べて安いが、日本ほど極端ではない。2+2モデルの需要がしっかりとあって底堅い。海外のサーキットイベントなどでは2+2モデルで駆けつけるオーナーも多い。
ところが中古車情報を検索してみれば、昔ほどタマ数はないのだ。ひょっとすると異常に安かった時代にかなりの数が日本から海外へ流れたかもしれない。少なくなれば値段も上がる。一時期の倍程度の相場感だろうか。それでも前後期とも600万〜900万円だが。
2シーターモデルの異常な値上がりに釣られて、古いモデルから順に2+2も値を上げてきた。365とか412だって今や結構な相場(1000万円〜)なのだ。そのうち456だって……。今こそ日本で2+2フェラーリ(しかもV12)を存分に堪能するべきなのだ。
第3位 ポルシェ911ターボ(996型)が買いだ!
第3位は記念すべき第一回。それがポルシェ996ターボだ。ここ何年かずっと996GT3の相場をチェックしてきたのだが、良い個体に巡り合わないうちにさっさと高くなってしまった。そこで同じ年代の役物でまだしも安めの996ターボに注目したのだ。
車体価格の安い順に911をソートするとまず出てくるのは996型だ。世界的に人気の歴代911の中でもダントツの不人気、だから驚くほど安い。直前までの993とは雲泥の差になってしまった。空冷人気とデザインへの不満がその差の大きな要因で、特にボクスター顔への抵抗感が大きいのだろう。
996は初代水冷だ。そしてボディ幅も狭い。そういったこともマイナスかもしれないが、セケンのネガこそマニアのポジ。逆張りこそ勝利への近道(何に勝つ?)、ポルシェ911史において歴史的転換点となったモデルへの敬意を表して筆者は996を「水冷ナロー」だと常々言っている。