【WEC】WEC最終戦バーレーンで「ポルシェ 911 RSR」85号車が優勝

WEC最終戦で「フェラーリ 488 GTE Evo」54号車が4位入賞しチームズとドライバーズ選手権3位獲得

AFコルセのフェラーリ 488 GTE Evo 54号車が、最終戦バーレーン8時間で4位入賞。シリーズランキングで3位を獲得した。
AFコルセのフェラーリ 488 GTE Evo 54号車が、最終戦バーレーン8時間で4位入賞。シリーズランキングで3位を獲得した。
11月4日、バーレーン・インターナショナル・サーキットにおいて、FIA世界耐久選手権(WEC)の2024年シーズン最終戦バーレーン8時間の決勝レースが開催され、AFコルセのフェラーリ 488 GTE Evo 54号車(トーマス・フロール/フランチェスコ・カステラッチ/ダビデ・リゴン)が4位入賞を果たし、GTE Amドライバーズ選手権3位を獲得した。

Ferrari 488 GTE Evo

フィナーレを迎えた「GTE」クラス

WECでは2024年シーズンから「GT3」クラスが導入されるため、現行の「488 GTE Evo」で戦う最後のレースとなった。488 GTEはWECにおいて通算29勝をフェラーリにもたらしている。
WECでは2024年シーズンから「GT3」クラスが導入されるため、現行の「488 GTE Evo」で戦う最後のレースとなった。488 GTEはWECにおいて通算29勝をフェラーリにもたらしている。

バーレーン8時間の決勝レースを制したのは、アイアン・デイムスのポルシェ 911 RSR 85号車(ラヘル・フライ/ミシェル・ガッティング/サラー・ボビー)。2位にはDステーション・レーシングのアストンマーティン ヴァンテージ AMR 777号車(キャスパー・スティーブンソン/藤井誠暢/リアム・タルボット)、3位にはノースウエストAMRのアストンマーティン ヴァンテージ AMR 98号車(イアン・ジェームズ/ダニエル・マンチネッリ/アレックス・リベラス)が入っている。

AFコルセのフェラーリ 488 GTE Evo 54号車は、第6戦富士6時間レースでシーズン初勝利を飾っており、ドライバーズ選手権に加えて、チームズ選手権でもコルベット・レーシング(シボレー)、アイロン・デイムス(ポルシェ)に続く、3位でシーズンを終えた。

ケッセル・レーシングのフェラーリ 488 GTE Evo 57号車(木村武史/エステバン・マッソン/ダニエル・セラ)は、54号車からわずか1秒7差の5位でフィニッシュ。シーズンを通して参戦し、開幕戦セブリング12時間と富士6時間で3位表彰台を獲得した木村が、GTE Amドライバーズ選手権7位を得ている。

WECは2024年シーズンから、これまでのGTEクラスに代わり、GT3レーシングカーで戦うLMGT3クラスを導入。それとともに488 GTEシリーズのキャリアも幕を下ろすことになる。488 GTEは51戦を戦い、GTE Proクラスで17勝、GTE Amクラスで12勝の計29勝を獲得。4回のマニュファクチャラーズタイトル(2016年、2017年、2021年、2022年)、Proクラスで3回、Amクラスで3回のドライバーズタイトル、Proクラスで3回、Amクラスで3回のチームズタイトルを獲得した。

会場には、フェラーリ・AFコルセのフェラーリ 499P 51号車も展示。アントニオ・ジョヴィナッツィが登場し、多くのファンが記念撮影を行っている。

ジョヴィナッツィがイタリア・トレントで開催されるイベントで語った「ル・マン24時間レース」勝利秘話

イタリアのスポーツ新聞ガゼッタ・デロ・スポルト(La Gazzetta dello Sport)が主催するモータースポーツイベント「スポーツ・フェスティバル(il FESTIVAL dello SPORT)」が、10月12〜15日にイタリア・トレントで開催。13日にはフェラーリのル・マン24時間レースにおける劇的な勝利を記念したトークセッション「フェラーリ・ル・マン」が実施された。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…