「フォルクスワーゲン ゴルフ/ゴルフ ヴァリアント」改良新型がデビュー

改良新型「フォルクスワーゲン ゴルフ」が登場「内外装をアップデートしてPHEVは最大航続距離1000kmを実現」

初代デビューから50周年を迎えた「フォルクスワーゲン ゴルフ」。2024年1月、8代目ゴルフの改良新型がデビューを飾った。
初代デビューから50周年を迎えた「フォルクスワーゲン ゴルフ」。2024年1月、8代目ゴルフの改良新型がデビューを飾った。
初代ゴルフのデビューから50周年を迎えた2024年、フォルクスワーゲンが8代目ゴルフ/ゴルフ ヴァリアントのフェイスリフトを実施した。前後デザインをシャープに変更し、テールライトクラスターには3Dライトグラフィックを採用した。またEVモードで100kmの走行が可能なPHEV仕様は、最大航続距離1000kmを実現したという。

Volkswagen Golf eHybrid

フロント&リヤのデザインを刷新

フェイスリフトが実施された、「フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント」のエクステリア。
2019年に投入された8代目ゴルフ/ゴルフ ヴァリアントがフェイスリフトを実施。前後ライトのデザインをよりシャープに変更した。

フォルクスワーゲンは、2024年にデビュー50周年を迎えたベストセラー「ゴルフ」のフェリスリフトを実施した。発表された8代目ゴルフ/ゴルフ ヴァリアントの改良新型の、ヨーロッパ各地でのオーダーとデリバリーは数週間以内にスタートする予定だ。

ゴルフ改良新型は、次世代インフォテインメントシステム、より直感的な操作コンセプト、シャープなフロントとリヤセクションのデザイン、そして効率的なドライブシステムを導入。ラインアップには、EVモードでの航続距離約100kmが確保されたプラグインハイブリッド仕様の「ゴルフ GTE/eHybrid」も含まれている。

改良新型は、フロントとリヤのデザインを刷新し、新しい前後ライトデザインが採用された。視覚的な特徴となるのが、ゴルフで初採用されたイルミネーションによる「VW」ロゴと、新デザインのLEDヘッドライト。最上位グレードに搭載される「IQ.LIGHT LED」マトリックスヘッドライトは、照射距離500mの新しい高性能メインビームが組み込まれた。また、「IQ.LIGHT 3D LED」テールライトクラスターも新しいデザインが導入されている。

フォルクスワーゲンのトーマス・シェーファーCEOは、ゴルフ/ゴルフ ヴァリアント改良新型について次のようにコメントした。

「ゴルフは、半世紀にわたってフォルクスワーゲン・ブランドの中核を担い、最高の技術レベルですべての人に手頃な移動手段を提供してきました。そのゴルフが今、新たな進化を遂げようとしています。より高い効率性、快適性、品質、そして新たな操作コンセプトなど、新型ゴルフ以上に素晴らしいクルマではないと断言できます」

ボイスアシスタントに「ChatGPT」を統合

フェイスリフトが実施された、「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」のエクステリア。
先日、ラスベガスで開催されたCES 2024で発表されたとおり、「IDA」ボイスアシスタントに「ChatGPT」が統合。より自然な会話で、様々な機能を楽しめるようになった。

インテリアには新開発の直感的なインフォテインメント・システムが導入された。センタークラスターには独立型タッチスクリーン(画面対角最大32.8cm)を配置。スクリーン下部には人間工学的に最適化された照明付きタッチスライダーを備えており、これを使って温度と音量の調節が可能となっている。

マルチファンクション・ステアリングホイールと「IDA」ボイスアシスタントもアップデート。自然言語を使用する「IDA」は、エアコン、電話、ナビゲーションシステムなどの機能の操作だけでなく、天気予報から一般常識問題まで、あらゆる分野のオンライン情報にアクセスすることができる。

今回、AI(人工知能)を備えた「ChatGPT」が、初めて「IDA」ボイスアシスタントに統合された。1月初めにラスベガスで開催されたCES 2024(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で披露されたこの機能は、進化し続けるAIデータベースへシームレスにアクセスすることが可能。パッセンジャーは自然な言葉を使って、クルマと対話し、走行中に調べた内容を音声で読み上げることができる。

豊富に用意されたパワートレイン

フェイスリフトが実施された、「フォルクスワーゲン ゴルフ GTE」のエクステリア。
2024年春の発売段階では、アップデートされたプラグインハイブリッド・ドライブに加え、48Vマイルドハイブリッド、ガソリンターボ、ディーゼルターボなど9車種が投入される。スポーツ仕様のGTIは遅れて発売される予定だ。

改良が施されたプラグインハイブリッド・ドライブは出力が向上し、EVモードでの走行距離が約100kmに達した。また、高効率48Vマイルドハイブリッド搭載モデルは、自宅に充電用機器のないドライバーに魅力的な選択肢となるだろう。

2024年2月の発売段階では、マイルドハイブリッド(eTSI)、プラグインハイブリッド(eHybrid/GTE)、ターボチャージャー付きガソリン(TSI)、ターボチャージャー付きディーゼル(TDI)の合計9車種をラインアップ。ハイパフォーマンス仕様の「ゴルフ GTI」は、先代モデルよりもパワーアップを果たした。ゴルフ GTIを含む派生モデルは、2024年を通して順次導入される予定だ。

フォルクスワーゲンは、1月9日から12日まで米国・ラスベガスで開催される「CES 2024」において、「ChatGPT」を搭載する「ゴルフ GTI」と「 ID.7」を公開した。

フォルクスワーゲンの音声アシスタント「IDA」にChatGPT搭載「愛車との自然な会話ができる?」【動画】

米国・ラスベガスで開催中される世界最大級のテクノロジー見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES) 2024」において、フォルクスワーゲンは、人工知能テクノロジーベースのチャットボット「ChatGPT」を搭載した「ゴルフ GTI」と「ID.7」を公開する。

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ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…