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AMD WORK SHOP
スタイリッシュで乗りやすい大人のカスタム
2022年の9月に登場したランドローバー・ディフェンダーの限定車「ディフェンダー75thリミテッドエディション」をベースに、AMDワークショップが、オリジナルデザインを崩すことなく、スタイリッシュで乗りやすく、大人のカスタムを実践した。AMDワークショップは、ランドローバー専門店であるブリティッシュレーベルをグループに持つパーツ開発を主としたショップであり、初代ディフェンダーから豊富なカスタムノウハウと技術を有するところだ。
そのAMDワークショップが手掛けたディフェンダーは、ワイドトラックフロントカナード、ワイドトラックアーチ、ブリティッシュフェンダーサイドベントなど。英国のアーバンオートモーティブエアロを装着することで、高速安定性にも寄与するスポーティなエクステリアを実現。ワイドトラックアーチの装着でよりワイド感を強調したボディは、片側17mmワイドとしながら、ノーマルから扱いにくさを感じさせないものだ。
これらに加えて、フロントのフォグランプ、ルーフトップLEDライト、固定式サイドステップ、左側2本出しマフラー、ボディ同色22インチアルミホイールはAMDワークショップのオリジナルだ。フロントフォグは、ノーマルの横長デザインからボディ同色のリムベゼルを与えたスタイルに。ディフェンダーのスタイリングに見事にマッチするフォグデザインとなっている。
ルーフトップに装着したLEDライトは、空力を意識したデザインとすることで風切り音が小さく、高速巡航時の快適性を失わないものとした。ワークライトとして活躍するこれは、夜間のキャンプ時などの大活躍するアイテムだが、風切り音が大きいものが多かったことから、その改善に取り組み実用化に至ったアイテムなのだ。
抑揚感あるエクステリアデザインへ
サイドステップは常に武骨な印象を与える固定式を採用。ステップ部分にはフラットな滑り留め加工が施してあるため、優れた乗降性が得られる。左側2本出しマフラーは、車検対応のAMDデュアルディフューザーエキゾーストシステム。オールステンレス素材の高品質マフラーで、スポーティなリヤビューを演出しつつも、排気音自体はジェントルな仕上げなのが印象的だった。
22インチのアルミホイール「Turbine-10」は、飽きのこないターボフィン10本スポーク。AMDワークショップが長きに渡り採用し続けているトラディショナルデザインで、今回の車両はノーマルと同じくボディ同色にペイントしている。このボディカラーはランドローバー伝統のアーモンドグリーンをイメージしたグラスミアグリーンというメタリックカラー。これとブラックのみという2色にしたことで、75thリミテッドエディションらしさを失うことなく、抑揚感あるエクステリアデザインへとカスタムすることに成功している。
標準車高の設定で撮影したこの車両、東京オートサロン2024にも展示された開発車両にして同社のコンプリートカーで、現在、1298万9000円で販売も開始された。日本国内150台限定モデルをベースに、ランドローバーカスタムのスペシャリストが作りあげた入魂のモデルを、手に入れられるチャンスが来た!
REPORT&PHOTO/清野 央(Hiroshi SEINO)
MAGAZINE/GENROQ 2024年 5月号
【問い合わせ】
AMD WORK SHOP
TEL 022-355-8547
http://a-m-design.net