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Lamborghini Huracan Sterrato All-Terrain
ミラノのデザインウィークで華々しく登場
イタリア・ミラノを舞台に開催される世界最大級のデザインイベント「ミラノデザインウィーク 2024」。ランボルギーニは、ミラノ市内にある工場跡地のアート展示スペース「セルゲリア・ディ・タニヤ・ソルチ(Segheria di Tanja Solci)」において、200名のゲストを招き、盛大なプレゼンテーションを実施した。今回、ステファン・ヴィンケルマン会長兼CEOによって、「ウラカン ステラート オールテレイン アド・ペルソナム」が初披露された。
全天候型スーパースポーツとして開発されたウラカン ステラートをベースに、アド・ペルソナムとチェントロ・スティーレは、自然からインスピレーションを得た特別なエクステリアを製作。それぞれの仕様は、ステラートが走行する、岩場、砂漠、森林など、大自然に存在する様々な環境が採り入れられている。
ヴィンケルマンCEOは「ウラカン ステラートは、誕生の瞬間からスーパースポーツの常識を打ち破りました。全天候スーパースポーツとして開発されたステラートは、多層的な個性を称えています。スーパースポーツであると同時に、新しい場所を目指す探検家でもあります。ステラートはひとつの環境に閉じ込められることはなく、常に革新的な道を切り開く方法を見つけることができるのです」とコメントした。
自然をイメージした4つのカラーパターン
ステラート オールテレインは、自然からインスピレーションを得た、4種類のマット・カモフラージュペイントを導入した。
「NEVE(スノー)」はツンドラ地帯の洗練された氷のように冷たい色合い、「SABBIA(サンド)」は温かみのある砂漠のニュートラルなトーンと、砂丘やオアシスを連想させるサボテンの緑をチョイス。「BOSCO(グリーントラック)」は森の木々、コケ、葉を連想させ、「TERRA(グラベル)」は湿地帯の暖かい路面や砂地、力強い夕日のもとの乾燥した風景を思い起こさせる。
個性的なエクステリアは、マットブラックのルーフとアッパーボンネットカバー、ルーフレールとクロスバーで仕上げられた。ロワボディもマットブラックでペイントされ、4種類の専用アクセントカラーが施されたロワバンドが組み合わせられる。足もとには19インチ・マットブラック鍛造リム、専用キャリパーカラー、補助ライトも装着された。
デザインディレクターのミィティア・ボルケルトは、ステラート オールテレインの特徴的なデザインについて、次のように説明を加えた。
「ステラート オールテレインは、そのダイナミックなパフォーマンスと、予想外の驚きをもたらすという点で、真のランボルギーニと言えるでしょう。ステラートが持つ多用途性と意外性を強調すべく、 チェントロ・スティーレとアド・ペルソナムの共同作業雨によって生まれました。ドライブが楽しく、どこへでも出かけられるという、その個性をアピールしています」
主要3マーケットに4台ずつデリバリー
コクピットは、ダーククロームとカーボンツイルに、アルカンターラの組み合わせ。レーザー加工が施されたステラート専用グラフィック、エクステリアカラーをイメージした、特別仕様車専用のアド・ペルソナム・プレートが装着される。
12台が限定されるステラート オールテレインは、すでに選ばれた顧客への販売が決定。米国・中南米、欧州・中東・アフリカ、アジア太平洋・オーストラリアの各主要マーケットに、4台ずつがデリバリーされる予定だ。
ミラノデザインウィークのイブニングイベントにおいて、ステラート オールテレインは、自然の力と冒険を感じさせる専用ディスプレイが配置された特設ステージで初披露された。イタリア人アーティストによる巨大なインスタレーションが、このイブニングイベント中にライブ製作されている。
この日のために、ミシュラン星付きレストラン「ダ・ヴィットリオ(Da Vittorio)」のシェフ、エンリコ・チェレアが、雪と氷の冷たさ、砂漠の暑さ、森の青々とした植生をイメージした、特製イタリア料理を提供。会場では、ミラノの人気DJによるパフォーマンス、ランボルギーニとコラボレーションした電動バイクやフレグランスの展示、トッズの職人によるシューズの制作パフォーマンスなども実施された。