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PORSCHE Boxster EV
出るか?次期型「ボクスター」「ケイマン」のICE仕様
EVとして設計された次期型「ポルシェ ボクスター」の開発が進んでいる。しかし、ここにきてポルシェは718モデルがハイブリッドシステムに対応できるような再設計を検討しているという。既に開発プログラムが終盤を迎えている次期型「718 ボクスター/ケイマン」EVは、数ヵ月以内に発売されるとみられる。これを内燃機関に対応させる場合、開発には数年を要するだろう。
SUVもICE搭載を再考か?
同じことが、開発中の「カイエン」にも当てはまる。さらに2028年に登場予定のフラッグシップSUV 「K1」もEVとして開発が進んでいるが、ICEを搭載するための再検討が必要になりそうだ。K1は3列シートのため比較的スペースに余裕のあることや、開発スケジュールの面から、ハイブリッドパワーユニットに適応させられる可能性は高いだろう。
メシュケCFOは「顧客ニーズに的確に対応する」と語る
CFO(最高財務責任者)のルッツ・メシュケ氏は、プレミアムおよびラグジュアリーセグメントの顧客がエンジン搭載モデルに目を向けているのは明確だと語る。同氏は「ライプツィヒの生産ラインは非常にフレキシブルで、エンジン車、プラグインハイブリッド車および電気自動車を生産できます」と話す。 「研究開発に関しては、今後数年でさらに柔軟に対応できる体制が整い、需要に応えていきます」と今後のポルシェの方向性を語っている。
エンジンは死なず
ポルシェはかつて、2030年までにラインナップの80%をEVにすることを計画していた。残りの20%を占める911に関しては、2030年代に入るまで完全電動化には踏み切らないと言われていた。昨今のトレンド変化によって、911以外のラインナップについても、当分はICE残ることが濃厚になってきたようだ。