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ポルシェジャパンCEOから中国のトップへ
2019年からポルシェジャパンのCEOを務めたミヒャエル・キルシュは、それ以前の3年間、ポルシェコリア(韓国)で同じ役職に就いており、2012年~2016年はポルシェチャイナ最高執行責任者として市場の詳細な洞察を得てきた人物。ポルシェへの入社前は、BMWと国際的なホテル運営会社で上級管理職を歴任したキャリアを持っている。
ポルシェAGのセールス及びマーケティング担当取締役のデトレフ・フォン・プラテンは、今回の人事異動について次のように説明した。
「ミヒャエル・キルシュは、様々な役割においてアジアにおけるポルシェの発展に貢献してきました。世界で最も重要な市場のひとつであるポルシェチャイナのCEOに彼を任命することは最適な選択といえます。キルシュは、特に顧客満足度とサービス品質への取り組みにおいて大きな成功を収めています。彼は多くの有効なイニシアチブによって中国市場にさらに弾みをつけて、当社のブランド影響力を高めていくと私は確信しています」と
ポルシェ最大の市場へ成長した中国
中国におけるミヒャエル・キルシュの前任者、イェンス・プットファーケンは、アウディAGのヨーロッパ営業部長に就任。プットファーケンは、2018年からポルシェチャイナ・香港・マカオの社長兼CEOとして、中国におけるポルシェの発展に大きく貢献した。
「イェンス・プットファーケンは、中国での当社のブランドポジションを高め、顧客ベースとディーラーネットワークの両方の拡大に成功しました。彼は中国の強力で献身的なチームを率いて、このダイナミックな市場でブランドを結束してきました。私たちは彼の多大な貢献に感謝し、新しい役割における成功を祈ります」と、フォン・プラテンは感謝を述べている。
プットファーケンの在職期間中の2015年から中国はポルシェ最大の単一マーケットとなり、その規模、大きなダイナミクス、革新力により、ブランドにとって戦略的に重要な市場へと成長した。
ポルシェはプットファーケンのリーダーシップの下でビジネスを継続的に拡大し、電動化、革新、及びデジタル化の観点から投資を行っている。2019年にポルシェデジタルチャイナを設立し、上海の研究開発サテライトロケーションが2022年にオープンする予定となっている。