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Mercedes‑Maybach S 580 e
EVモードで100kmの後続距離を確保
1921年にヴィルヘルム・マイバッハと息子のカールが自動車製造に乗り出して以来、100年以上の歴史を持つマイバッハ。1966年にダイムラー・ベンツの傘下となり、2012年に一度ブランドが廃止されたものの、2014年にメルセデス・マイバッハとして復活を果たした。そして、2023年、ブランド初となるプラグインハイブリッド仕様「メルセデス・マイバッハ S 580 e」が発表された。
メルセデス・マイバッハ S 580 eは、最高出力372PSを発揮するM256型3.0リッター直列6気筒ターボエンジンに152PSの永久磁石同期モーターを組み合わせた、最新のプラグインハイブリッド・システムを採用。EVモードでの最高航続距離は100kmが確保され、0-100km/h加速は5.1秒と抜群の加速力も与えられている。
2023年中にマイバッハのフルEV仕様を投入
ボディ左サイドに隠された充電用ソケット、ヘッドライトのブルーカラーアクセント、インストルメントパネルのバッテリー充電状況表示など、PHEV専用装備は、マイバッハらしく控えめに統合。AC電源に対応した11kW充電器が標準装備されており、オプションとして、60kW急速充電器も用意された。バッテリーがほとんど残っていない状態でも急速充電器を使うことで、約30分でフル充電することも可能となっている。
メルセデス・ベンツ・グループのメルセデス・マイバッハ担当ヘッドのダニエル・レスコーは、メルセデス・マイバッハ S 580 eについて次のようにコメントした。
「メルセデス・マイバッハ初のプラグインハイブリッドモデルは、マイバッハらしいラグジュアリーな体験と、ゼロエミッションが組み合わされています。メルセデス・マイバッハ S 580 eは、私たちの伝統あるブランドが電動化の未来に向かうための、極めて重要なステップとなります。私たちは、早ければ2023年中に初のフル電動モデルを発表する予定です」