マイバッハ初のPHEV「メルセデス・マイバッハ S 580 e」を中国市場に投入

マイバッハ・ブランド初のPHEV「メルセデス・マイバッハ S 580 e」発表

マイバッハ・ブランドとしては、初となるPHEVモデル「メルセデス・マイバッハ S 580 e」が、まずは中国市場に投入された。
マイバッハ・ブランドとしては、初となるPHEVモデル「メルセデス・マイバッハ S 580 e」が、まずは中国市場に投入された。
100年以上の伝統を持つマイバッハはブランド初のプラグインハイブリッドモデル「メルセデス・マイバッハ S 580 e」を発表した。まず中国市場へと導入され、その後タイ、ヨーロッパ、その他の国々で順次販売される。現時点で日本市場への導入次期は発表されていない。

Mercedes‑Maybach S 580 e

EVモードで100kmの後続距離を確保

3.0リッター直列6気筒ターボに、電気モーターを組み合わせたことで、システム最高出力517PS・750Nmを発揮。EVモードでの最高航続距離は100kmが確保されている。
3.0リッター直列6気筒ターボに、電気モーターを組み合わせたことで、システム最高出力517PS、750Nmを発揮。EVモードでの最高航続距離は100kmが確保されている。

1921年にヴィルヘルム・マイバッハと息子のカールが自動車製造に乗り出して以来、100年以上の歴史を持つマイバッハ。1966年にダイムラー・ベンツの傘下となり、2012年に一度ブランドが廃止されたものの、2014年にメルセデス・マイバッハとして復活を果たした。そして、2023年、ブランド初となるプラグインハイブリッド仕様「メルセデス・マイバッハ S 580 e」が発表された。

メルセデス・マイバッハ S 580 eは、最高出力372PSを発揮するM256型3.0リッター直列6気筒ターボエンジンに152PSの永久磁石同期モーターを組み合わせた、最新のプラグインハイブリッド・システムを採用。EVモードでの最高航続距離は100kmが確保され、0-100km/h加速は5.1秒と抜群の加速力も与えられている。

2023年中にマイバッハのフルEV仕様を投入

上海にオープンした世界初のマイバッハ・アトリエ。
上海にオープンした世界初のマイバッハ・アトリエ。

ボディ左サイドに隠された充電用ソケット、ヘッドライトのブルーカラーアクセント、インストルメントパネルのバッテリー充電状況表示など、PHEV専用装備は、マイバッハらしく控えめに統合。AC電源に対応した11kW充電器が標準装備されており、オプションとして、60kW急速充電器も用意された。バッテリーがほとんど残っていない状態でも急速充電器を使うことで、約30分でフル充電することも可能となっている。

メルセデス・ベンツ・グループのメルセデス・マイバッハ担当ヘッドのダニエル・レスコーは、メルセデス・マイバッハ S 580 eについて次のようにコメントした。

「メルセデス・マイバッハ初のプラグインハイブリッドモデルは、マイバッハらしいラグジュアリーな体験と、ゼロエミッションが組み合わされています。メルセデス・マイバッハ S 580 eは、私たちの伝統あるブランドが電動化の未来に向かうための、極めて重要なステップとなります。私たちは、早ければ2023年中に初のフル電動モデルを発表する予定です」

専用のツートーンペイントが印象的な「メルセデス・マイバッハ S 680 4マティック エディション 100」。エレガントなハイテックシルバーとノーティックブルーの組み合わせだ。

世界限定100台の超高級サルーン「メルセデス・マイバッハ S 680 4マティック エディション 100」(4200万円)の日本割り当ては6台

マイバッハ100周年の記念モデル「メルセデス・マイバッハ S 680 4マティック エディション 100」が本邦初上陸した。180mm延長されたロングホイールベースモデルはまさにショーファードリブンカーの象徴的モデルだが、世界限定100台のみゆえに日本での販売台数はわずか6台。超高級車とはいえ即完売が予想されるモデルだ。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…