世界初のスーパーキャパシタを用いたハイブリッドモデル

世界限定19台のランボルギーニ シアン ロードスター、日本国内のオーナーへデリバリー

ランボルギーニ シアン ロードスターのフロントスタイル
ランボルギーニ シアン ロードスターのフロントスタイル
SKY GROUPの「ランボルギーニ 麻布」は、次世代ランボルギーニの嚆矢となるスペチアーレ「ランボルギーニ シアン ロードスター」を、日本国内のオーナーへと納車した。画期的なハイブリッドシステムを搭載したシアン、そのロードスターは生産台数僅か19台というレアモデルとなる。

ランボルギーニ シアン ロードスター

ランボルギーニ シアン ロードスターのフロントセクション
アンベールされるランボルギーニ シアン ロードスター。ランボルギーニにとってもエポックメイキングとなるハイブリッド・ハイパースポーツモデルだ。

世界全体がカーボンニュートラルへと舵をきっている現在、スーパーカーと言えどもCO2排出量への施策は避けられない。大排気量マルチシリンダーのパワーユニットにブランドのアイデンティティが求められるランボルギーニとて例外ではなく、省燃費化への注力は生き残りをかけて進められている。

省燃費化を達成するためにランボルギーニが出した解答は、近年では同社の得意分野となっているカーボンコンポジットなどを用いた軽量化に端を発し、ついには電動パワートレインの導入に行き着いた。シアンはランボルギーニにとって初の電動モーターを備えたハイブリッドカーであり、世界初のスーパーキャパシタを蓄電システムに用いたハイパーカーだ。

ランボルギーニ シアン ロードスターのリヤセクション
ルーフを展開できるロードスターだけにリヤスタイルも特徴的。運が良ければ日本国内でその雄姿を拝める日が来るかもしない。

搭載するパワーユニットは6.5リッターV型12気筒エンジンに48Vモーターを組み合わせ、7速ISR(インディペンデント・シフトロッド)を介して路面にパワーを伝達。システム最高出力は819hp(エンジン:785hp/ハイブリッドシステム:34hp)に達し、0-100km/h加速2.8秒、最高速度は350km/h以上に達する。

蓄電性能がリチウムイオン電池の10倍というスーパーキャパシタを搭載し、電気モーターはトランスミッションと協調してブーストパワーを発生。ボディではカーボンファイバー製モノコック、チタン製インテークバルブ、アクティブ・エアロダイナミクス、リヤホイール・ステアリングなど最先端テクノロジーを満載する。

今回、世界限定19台のうちの1台が、SKY GROUPによって国内へと導入され、オーナーの元へとデリバリーされた。運が良ければどこかの路上で、この希少かつ最先端のランボルギーニにお目にかかれるかもしれない。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…