中国発の電動ミドルサイズSUV「NIO EL6」のヨーロッパ導入開始

中国のEVメーカー「NIO」からミドルサイズSUV「EL6」登場「環境性能とクリーンなスタイリングを両立」【動画】

フル電動ミドルサイズSUV「NIO EL6」の走行シーン。
NIOらしいクリーンなデザインに、パワフルな電動パワートレインを搭載したミドルサイズSUV「EL6」の欧州導入がスタートした。
中国・上海を拠点とする電気自動車専門メーカー「NIO(ニーオ:上海蔚来汽車)」は、ヨーロッパにおいて電動ミドルサイズSUV「EL6」を発表した。あらゆる用途をカバーするオールラウンド電動SUVとして開発されたEL6は、ドイツ、オランダ、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー市場に投入される。

NIO EL6

最高出力489PSを発揮するツインモーター

フル電動ミドルサイズSUV「NIO EL6」のエクステリア。
搭載される電動パワートレインは、前後アクスルにパワフルな永久磁石モーターを1基ずつ搭載。最高システム出力は489PSを実現している。

2014年11月に中国・上海で設立されたNIOは、高性能EVの開発・生産に特化したスタートアップ企業。これまでニュルブルクリンク・ノルドシュライフェにおいて電気自動車最速ラップを記録したスーパースポーツ「EP9」などを発表している。

今回、ユーロッパへの導入が開始された「EL6」は、純粋さと先進性を備えたNIOの最新デザイン言語「Design for AD」を採用した。ボディサイズは、全長4854mm、全幅1995mm、全高1703mm、ホイールベース2915mm。ルーフに装着されたウォッチタワーセンサーがボディラインへとシームレスに融合し、スマートEVらしい未来を予感させるデザインを実現している。

フロントアクスルに最高出力150kW、リヤアクスルに210kWを発揮する永久磁石モーターを搭載した、デュアルモーター式4輪駆動システムを標準装備。最大システム出力は360kW(489PS)、最大トルク700Nmを発揮する。0-100km/h加速はスポーツカーにも互するわずか4.5秒。ブレーキシスシステムは高性能4ピストンキャリパーを搭載し、100km/hからの制動距離34.5mを実現している。

持続可能性を重視したクリーンなインテリア

シンプルながらも先進性を持ったNIO EL6のインテリア。ダッシュボードはラタン(ヤシ科の籐)素材を使った、二重構造のデザインが採り入れられた。
シンプルながらも先進性を持ったNIO EL6のインテリア。ダッシュボードはラタン(ヤシ科の籐)素材を使った、二重構造のデザインが採り入れられた。

インテリアのダッシュボードに、自然界からインスピレーションを得た二重構造デザインを導入。マテリアルに持続可能なラタン(ヤシ科の籐)を使い、エアベンチレーションをあえて隠したデザインが採り入れられている。

NIOとして初めて、スピーカーにテーラーメイドのアコースティック・ファブリックを採用。高級感を演出しながら、室内のオーディオ体験を大幅に向上させた。ルーフにはクラス最大サイズの開閉式サンルーフを装着し、ほぼ1㎡に及ぶガラス面から優しい自然光が室内へと降り注ぐ。

NIO自社開発したプレミアム・シート・プラットフォームは、9層からなるマルチレイヤー・コンフォートシステムを採用し、高い快適性と利便性が確保された。ドライバーズシートは、体格に合わせて20段階もの調節が可能。リヤコンパートメントに装着されたラウンジシートも22段階調節に対応する。160度まで倒せるリクライニングモードでは、レッグレストを調整することで、水平に近い姿勢でリラックスすることができる。

ラゲッジスペースは通常モードで668リットル。4:2:4式分割可倒式リヤシートをすべて倒すことで、最大1430リットルの収納スペースを利用することができる。

NIO EL6を動画でチェック!

中国・合肥市の生産施設において、20万台目のラインオフ達成イベントが行われた。

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中国の新興電気自動車メーカー「上海蔚来汽車(NIO)」は、中国・合肥市の生産施設「JAC-NIO アドバンスド・マニュファクチャリング・センター」において、生産20万台目を達成したと発表した。

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ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…