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BMW
X2は本邦にも2024年第1四半期に上陸
「ジャパンモビリティショー2023(旧:東京モーターショー)」に出展したBMWは、ワールドプレミアとなる新型「X2」とフル電車「iX2」を用意。2代目となるコンパクトSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)「X2」と、それをベースに初のフル電動モデルとして誕生した「iX2」も併せてワールドプレミアとなる。今回のモビリティショーで輸入車のワールドプレミアは唯一であり、BMWが日本市場を重視する姿勢が垣間見えた。
「X2 sDrive 20i」は、48Vマイルドハイブリッド・システムが組み合わされた、1.5リッター直列3気筒エンジン(最高出力170PS)を搭載するFWDモデル。「X2 M35i xDrive」に搭載されるのは300PSを誇る2.0リッター直列4気筒ターボで駆動方式はAWDとなる。
前後アクスルに1基ずつモーターを搭載するフル電動モデルの「iX2 xDrive30」は最高出力313PS、0-100km/h加速5.6秒、64.8kWhの電力量を誇るバッテリーを搭載し、WLTP規定での航続距離は417~449kmという高い性能を示すが、グレードの数字通りに35iよりも70万円以上安く設定されているのは興味深い値付けだ。2024年3月から世界市場にてデリバリーされ、本邦にも2024年第1四半期に上陸という。さらに2024年夏には2機種目のフル電動仕様とディーゼル仕様がラインアップに追加される予定だという。
幅広い電動ラインナップが展示
「ビジョン ノイエ クラッセ」は、インディビジュアル・モビリティの新時代への方向性を示す次世代BMWの象徴だという。X2も、BMW コネクテッド・ドライブ・アップグレード、動画コンテンツのストリーミング、車内ゲームなどデジタル・ユーザー・エクスペリエンスにも注力しているが、ミュンヘンで開催されたIAAモビリティ2023にて世界に向けてお披露目されたノイエ クラッセはさらに踏み込んだインテリアを採用している。ダッシュボード上にフロント・ウインドウ全幅に渡るディスプレイをレイアウトし、これらは2025年から現実のものとなると謳っている。
X2やノイエ クラッセ以外にもアジアプレミアとなる「ビジョン ノイエ クラッセ」や水素燃料電池車(FCEV)の「iX5 ハイドロジェン」を展示し、多くの見どころを作った。そのほかBMW i4、BMW i5、高級セダンのBMW i7など、幅広い電動ラインナップが展示された。
車両本体価格
BMW X2 xDrive20i M Sport 628万円 ガソリン・エンジン搭載モデル
BMW X2 M35i xDrive 810万円 ガソリン・エンジン搭載モデル
BMW iX2 xDrive30 M Sport 742万円 電気自動車