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Mahindra Racing
SUVからトラックなどの商用車、3輪に至るまで、あらゆる自動車を展開するインドの巨大自動車メーカーであるマヒンドラは、2014年のフォーミュラE発足当初から参戦を続けてきた数少ないメーカーのひとつだ。
マヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチームとして出発したチームは、シーズン1における最高位は4位と出遅れたが、翌シーズン2には初表彰台を獲得。そしてシーズン3には初勝利を挙げたほか、10度のポディウムフィニッシュを果たすなど順調に成績を上げていった。
シーズン5からの第2世代マシン「Gen2」の時代にはシーズン5と7に1勝ずつを挙げるなどしたが、日欧のメーカーがしのぎを削る、競争の激しくなったフォーミュラEにおいてはなかなか存在感を発揮できなかった。
現行の第3世代マシン「Gen3」が導入された昨季はポールポジションを1回、表彰台を1回ずつ獲得。今季は元チャンピオンのニック・デ・フリースが加入したものの、ここまで入賞はゼロ。現在、カスタマーチームであるアプト・クプラ・フォーミュラEとともに、ノーポイントでランキング下位に沈むという苦境に立たされている。
■マヒンドラ・レーシング チーム代表:フレデリック・ベルトラン 本拠地:イギリス バンベリー マシン: Mahindra M10Electro パワートレイン:マヒンドラ ●シーズン10成績(第4戦サンパウロE-Prix終了時点) 最高位:11位 獲得ポイント:0ポイント ランキング:10位 ●通算成績(シーズン10第4戦サンパウロE-Prix終了時点) レース数:119 優勝回数:5 表彰台獲得回数:24 ポールポジション獲得回数:10
No.21 ニック・デ・フリース
オランダ出身の29歳、ニック・デ・フリースはカートの世界選手権を連覇すると、シングルシーターにステップアップした。その後、フォーミュラカテゴリーで順調にキャリアを重ね、2019年にはFIA F2選手権でチャンピオンを獲得した。フォーミュラEにはシーズン6にメルセデス・ベンツEQフォーミュラEチームからデビュー。シリーズがFIA世界選手権に格上げされた翌シーズン7には2勝を挙げ、フォーミュラE初の世界チャンピオンに輝いた。昨季はF1に参戦したためフォーミュラEを離れたが、今季マヒンドラから復帰した。
●シーズン10成績(第4戦サンパウロE-Prix終了時点) 最高位:13位 獲得ポイント:0ポイント ドライバーランキング:20位 ●通算成績(シーズン10第4戦サンパウロE-Prix終了時点) レース数:46 優勝回数:4 表彰台獲得回数:8 ポールポジション獲得回数:2 チャンピオン獲得回数:1
No.48 エドアルド・モルタラ
スイス出身、37歳のベテラン、エドアルド・モルタラ。2006年にフォーミュラ・ルノーでシングルシーターにステップアップしたモルタラは、2009年と2010年にマカオGPで連覇を達成した。翌2011年からドイツ・ツーリングカー選手権に参戦した後、シーズン4からフォーミュラEに参戦。昨季までベンチュリおよびマセラティMSGレーシングで6シーズンを戦い合計6勝をマーク。今季、新天地であるマヒンドラ・レーシングに加入した。
●シーズン10成績(第4戦サンパウロE-Prix終了時点) 最高位:11位 獲得ポイント:0ポイント ドライバーランキング:17位 ●通算成績(シーズン10第4戦サンパウロE-Prix終了時点) レース数:83 優勝回数:6 表彰台獲得回数:13 ポールポジション獲得回数:2