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(5)エイムゲイン
ノーマルのスタイリングに物足りない部分を適格に見極めて必要最小限のアプローチで車格を高めあげていくのが、エイムゲインの「純VIP EXE」だ。パッと見は精悍なものの商用車感が抜けきらなかったキャラバンのフェイスはバッドフェイスボンネットカバーとフロントグリルカバーで押し出しを少し強め、商用イメージを払拭。そして、程よいボリューム感のハーフスポイラーやサイドステップでボトム方向へ視線を誘導し、迫力と存在感が高まるシンプルスポーティなスタイリングを完成させている。また、ラフメッシュデザインのディープリムが気品を高める19インチのGⅡM6を軸に、オーバーフェンダーやGRブレーキカバーでワイド&ローを際立たせてきた足もと魅せも要チェックだ。
(6)ケイブレイク
イエロー×ブラックのレーシングカラーにより、ベビーギャングのスピード感を高めあげたキャラバン。コントラストを効かせたカラーリングでチンスポやダックテールのインパクトを高めたネオクラスタイルは、前後35㎜ワイド&アーチダウンのオーバーフェンダーでワイド&ローも徹底強調されている。
往年の街道レーサーを彷彿させるチンスポやダックテールによってハイエースをネオクラレーシーに飾るベビーギャングは、ボディボリュームがあるワイドミドルだと迫力も倍増。フェンダーアーチをフルカバーするリベット止めオーバーフェンダーは、タイヤのボリューム感押し出す小径履きも◎だ。
(7)サーカスプロジェクト
エアロメーカーとして知られるサーカスプロジェクトだが、実はユーザーカーのドレスアップを手がけるプロショップとしての顔も持つ。こちらのエブリイワゴンは同社が製作した1台で、エアロはスーパーカーを彷彿とさせる大きな開口部を備えたバンパーをワンオフで製作。フェンダーはESBのバトルワークスを加工して装着。ガルウイングから見える内装も徹底的に張り替えるというスキのなさ。自分だけの1台を作りたい人は相談してみては?
(8)レヴィーア
車種専用設計の小物アイテムを豊富に取り揃えるレヴィーアは、得意とするクロームメッキ仕様や鏡面仕上げのステンレス製パーツでコーデしたアトレーを出展。エクステリアをゴージャスに見せてくれる。その一方で出幅約9ミリのオーバーフェンダーを装着し、オフロードタイヤをセット。メッキ系と上げ仕様の融合は唯一無二。
(9)レガンス
エクステリアはもちろん、インテリアにもラグジュアリーさ高まるカスタムアイテムを多彩に揃えるレガンスが、究極の足長感を放つ鍛造ホイールを鋭意開発中。今回披露されたのはプロトモデルだが、センターキャップを起点にリムフランジまで一直線にスリムスポークを伸ばすデザインはラージP.C.D.とは思えないフェイスの美しさだ。20×8.0J+35をターゲットサイズに開発を進めているとのことなので、リリースを楽しみにしておこう。
(10)SADカスタムジャパン
最旬デザインを取り入れたハイエース&キャラバン用エアロを開発するSADカスタムジャパンだが、やはり真骨頂は大排気量のスーパーカーを彷彿とさせる造形美がウリのフルバン。今回出展したハイエースは、随所にエッジを効かせた刺激的なスティンガーJでフルコンプリート。リアはバンパーとハッチダクトの2ピースで構成され、セットで付けることでリアまわりがよりアグレッシブに見える。
(11)アメンド
生足にエアサス、そしてハイドロとアプローチ手段問わず、ハイエースの低さ引き出しに多大なノウハウを持つアメンド。ホーシングのナロードやフレーム加工、4リンク化といったテクニックは言うまでもなく、ワンオフパーツ製作やユニットインストールなど多彩な魅せワザも誇る人気ビルダーだ。今回は5H化してマッチングした20インチのエキップE05をハイドロの着地仕様とすべく、造形の美しいサイクルフェンダーが前後に与えられていた。
(12)トーヨータイヤ
オフロードスタイルに人気のトーヨー・オープンカントリーシリーズ。もともとハイエース&キャラバンに最適な215/65-16をオン&オフの性能を両立させたオープンカントリーR/Tからリリースしていたが、静粛性を求めるオンロードメインのユーザーに対応したA/TⅢの新サイズとして加わった。オールテレーンでもパターンのゴツさは申し分なく、しかも人気のホワイトレターを採用しているのが嬉しい。チョイ上げスタイルにハマることは間違いなし。そしてバン用タイヤとして設計されたH30もトーヨーの人気モデル。耐摩耗性や積載重量などビジネスユースとしての実用性を強化しながら、ホワイトレターを取り入れてドレスアップ性も演出。躍動感あふれるラインがアクセント。
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STYLEWAGON(スタイルワゴン)5月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]