目次
外装デザインやグレード構成はどうだ
新型に生まれ変わったノア&ヴォクシー。ここではベストバイのグレードはどれか徹底追及をしていく。第1弾は外装デザインやグレード構成を確認していこう。
プラットフォーム一新で
ミニバンらしさを追求
広く快適な室内空間と高い居住性、使い勝手のよさが、とくにファミリー層を中心に支持されているノア&ヴォクシー。ミドルクラスミニバンを代表する車種だけに、今回のモデルチェンジは大きな注目を集めている。
もっとも大きく変わったのはプラットフォームだ。プリウス、カローラと同様のTNGAプラットフォームだが、ホイールベースを延長し、パッケージングを最適化。「ハコスタイル」のデザインを踏襲しつつ、室内空間を広げ、快適性を高めている。ミドルクラスとはいえ、上級志向の車種でもあり、全グレードが3ナンバーの設定となった。
メカニズム面では、プラットフォームの変更により、サスペンションも一新。パワートレインも変更され、1.8Lハイブリッドと2.0L自然吸気の2本立て。いずれも従来より高性能化が図られ、燃費性能も向上している。
空間効率を追求すると、ボディは四角くなる。しかし、ノア&ヴォクシーは、ボディの厚みをうまく活かし、堂々としたパワフルなプロポーションを表現した。フロントのオーバーハングは短く、グリルは立体感がありながら面積が大きく、独特の存在感を醸し出している。
ノアとヴォクシーで、まったく異なるデザインのフロントフェイスが与えられているが、それぞれのキャラクターを表すのに最適なアイコンと言える。
サイドは前後フェンダーに抑揚を持たせつつウェストラインを一直線に通すことで、シャープさとボリューム感を両立させている。リアクォーターからバックドアまで、すべてガラスでつながるフローティングスタイルが、広さ感と安定感を強調。さらにテールランプに向かうキックアップラインが、スポーティ感を高めるアクセントとなっている。
エクステリア
<ノア>
ノアは厚みのあるフロントグリルが特徴。基本デザインは同じながら、エアロボディと標準ボディの2タイプを設定。エアロボディはメタル調カラーのグリル、標準ボディはボディ同色グリルとなり、バンパーもそれぞれ専用デザインとなる。
<ヴォクシー>
大型のグリル&グリル内に組み込まれたヘッドランプがヴォクシーの最大の特徴だ。上部コーナー発光部はデイライト&ウインカー。フォグランプはグリル下部左右に配置される。ヴォクシーはエアロボディのみの設定で、テールランプはクリアレンズとなる。