年末年始あまりに忙しいため、PAPAN部長に原稿書いてくれない?とお願いしたら即断られた担当シモダです。さて魅せプラモ部第8弾は、PAPAN部長作のVW・タイプⅡ。街を見下ろす背景と、味わいのある空が広がっておりますが、注目はそこではなく、車外や荷室に散乱している段ボールです。これ実は、ホイールメーカー、レイズの本モノのホイール用段ボール箱を忠実に再現したものなのです。またクセのあるこだわりを見せていますが、作り方は、まず本モノの段ボールを全面撮影し、それをクラフトペーパーに印刷。切り出してサイコロのように組み上げていくのです。何個作ったんですかね。見える範囲だけでも15個位あります。さらにリアル感を高めるために塗装が剥がれ腐食したホイールもだいぶ散乱してますね。こういうディテールへのこだわりがあってこそ、完成度の高い魅せプラモができあがるんですね。原稿は書いてくれないけど、尊敬します。良く見るとバケットシート、ステアリング、工具のキャビネット、携行缶なども転がってますね。この地で何があったんでしょう。
【週末は大人もプラモデル!】朽ち果てたVW・タイプⅠ 段ボールひとつもリアルに再現【連載・ #魅せプラモ部 vol.8】
スタイルワゴンをはじめ多くのクルマ雑誌で活躍する大阪在住のプロカメラマン、PAPAN(パパン)が新型コロナ禍、自粛期間中にハマったプラモデル。放置車両の撮影をライフワークとしている彼が作り上げる世界は、リアルなプラモとリアル風景の融合! 今回は第八回です。