ホイール&タイヤ選びは重要!

ホイール&タイヤ選びの基礎知識! これを学べば華麗にホイールが履きこなせる!

純正ホイールからカスタムホイールに履き替えるなら、必ず学んでおきたいホイール&タイヤの基礎知識。ホイール編とタイヤ編に分けて紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。

愛車のスタイルを決めるホイールの履きこなし術!

愛車をどんなスタイルに仕上げるのかが決まったら、それにふさわしいホイール&タイヤを選びたい。そのために知っておきたいホイール&タイヤの基礎知識を紹介するので参考にしてほしい。

ホイール&タイヤ選び

基礎講座

ホイールとタイヤとひと言でいってもたくさんの種類があり、正直どう選んでいいかわからないことが多い。

ここでは、ホイール各部の名称やサイズの見方などのホイールについてのアレコレに加え、タイヤのアレコレについても詳しく解説。

これを読んで自分の愛車のホイール&タイヤを確認してから、カスタムを楽しんでほしい。

WHEEL1 ホイール各部の名称とサイズの見方

①ホイール径:ホイールの直径サイズ。数字(インチ表記)が大きいほど直径が大きくなる。

②リム幅:タイヤがハマる部分(リム)の幅。0.5インチ刻みでインチ表記される。

③インセット:リム中心線からホイール取り付け面までの距離(㎜表記)。数字が小さくなるほどディスク面が奥に入りディープリムとなる。

④ ホール数:ホイールを固定するボルト用の穴。国産乗用車は、4/5/6穴。

⑤P.C.D:ボルト穴を結んでできた円の直径。車種により100/114.3/139.7などがある。

WHEEL2 ホイールの構造

1ピース

ディスクとリムが一体式構造なので、ホイールに求められる精度や剛性を確保しやすく、製造工程も少ないので価格も手頃なものが多い(鋳造・鍛造の製法の違いで価格は異なる)。

2ピース

別々に成型したディスクとリムを溶接やボルト締めで結合したホイール。ディスクデザインの自由度が高いことと、ミリ単位のインセット設定ができるため、攻めたセッティングに有利。

3ピース

ディスク、アウターリム、インナリームを別々に成型し結合したホイール。各部を異なる素材や製法で作ることができるので、機能性、デザイン性に優れ、ある程度細かなインセット設定も可能。

WHEEL3 ホイールの製法

鋳造

溶かしたアルミを金型(鋳型)に流し込んで成型する製法。デザイン性に優れ、安く大量生産が可能。

フローフォーミング

鋳造製法のリムに圧力を加えて伸ばす(延圧)製法。鍛造に匹敵する軽さと強さを可能にする。

鍛造

アルミの塊を加圧して成型するもので、軽量・高剛性が特徴。金型成型と切削成型がある。

金型鍛造

車高の違いによるスタイルの違い

ドレスアップの第一歩ともいえるホイール&タイヤ交換だが、それに伴って車高を上げたり下げたりするのが一般的。アウトドアで映えることから人気となっているのがリフトアップ。車高を上げる場合は、ホイールサイズは純正同サイズやホイールサイズを小さく(インチダウン)し、ゴツいパターンのオフロード系タイヤをマッチングすれば、ワイルド感やオフロードテイストをアピールできる。逆に車高を下げるローダウンの場合は、純正よりもホイールサイズを大きくするインチアップが一般的。ホイールのディスク面が大きくなり、タイヤのサイドウォールも薄くなることで、足元の迫力アップと同時にスポーティな雰囲気がアップする。そのあたりの基本を押さえつつ、ホイール&タイヤを選べば、納得のスタイルが手に入るはずだ。

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「ホイール&タイヤ選びの基礎知識! これを学べば華麗にホイールが履きこなせる!」の1枚めの画像
ローダウン

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「ホイール&タイヤ選びの基礎知識! これを学べば華麗にホイールが履きこなせる!」の2枚めの画像
リフトアップ

TIRE1 タイヤサイズの見方

①タイヤ幅:タイヤの幅をミリ単位で表したもの。

②偏平率:タイヤの断面幅に対するタイヤの高さの比率。この数値が小さくなればタイヤのサイドウォールは薄くなる。

③構造記号:タイヤの構造を表す記号でRならラジアルということ。

④リム径:このタイヤに合うホイールのリム径をインチで表記。

⑤P荷重指数(ロードインデックス):1本のタイヤが耐えられる重さを表す数値。荷重指数が98の場合、タイヤ1本あたり750kgまでOKということ。

⑥速度記号:タイヤが耐えられる最高速度を表す記号で、Hなら210km/hまで、Vなら240km/hまで、Wなら270km/hまで対応する。

TIRE2 タイヤのタイプ

オンロードタイヤ

一般的にはラジアルタイヤとかサマータイヤなどと呼ばれているタイヤ。燃費重視のエコタイヤから、グリップ重視のスポーツタイヤまで幅広くラインアップされている。

オフロードタイヤ

トレッドパターンがゴツゴツしていて悪路でもグリップするのがオフロードタイヤ。路面状況に合わせてM/T(マッドテレイン)、R/T(ラギッドテレイン)、A/T(オールテレイン)などタイプがある。

TIRE3 タイヤ外径について

ローダウン(インチアップ)でも、リフトアップ(インチダウン)でも、基本的にタイヤ外径は純正サイズをキープするのが基本。タイヤ外径が大きく変わると、スピードメーターに誤差が生じ、車検がNGになる場合もあるので注意しよう。

インチアップは純正よりもホイール径を大きくするのだが、タイヤの厚みを薄くすることで、純正とタイヤ外径を揃えている。インチダウンはその逆で、オフタイヤなどゴツいタイヤを履かせるためにホイール径を小さくしてタイヤ外径を揃える手法。

タイヤ&ホイールのハミ出しはNG

ホイール中心から前30度、後50度の範囲のタイヤ&ホイールがフェンダー内に収まっていないと(ハミ出ていると)車検はNG。ただしタイヤのリムガードやオフタイヤの側面ブロックは10㎜未満ならOKとなっている。

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