被害多発中！備えぬことに明日は我が身かも!?【最新セキュリティ導入ガイド2024 #001】

2024年最新版！アルファードやプリウスが特に危ない!? 盗難被害から愛車を守るために必要なセキュリティ術とは？

ニュースや各種SNSで情報が拡散されている通り、昨今ではさまざまな犯行手段で車両盗難が相次いでいる。また、納車直後の芸能人が盗難被害に遭ったこともあり、みんなの興味関心も深くなってきている事項でもあるはず。それだけに対策や手段をしっかり知って、自らが進んで実行できる防御策である「カーセキュリティ」について知識を深めていこう。

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目次

世間を騒がしている盗難被害を、いま一度おさらいしてみよう！

（1）いま最も注意したい最新被害「CANインベーダー」

最新の車両は車両制御においてもデジタル化が進んでいて、その現代のクルマを司るECU(エンジンコントロールユニット)から、車両の隅々まで張り巡らされているのがCAN(コントローラーエリアネットワーク)。このCANに何らかの方法もしくは専用装置を使い外部からアクセスすることで、ECUを乗っ取りドアの開錠やエンジンを掛けてしまうことを可能にしてしまう。車両側のキーを使わずともクルマを乗り逃げされてしまうという、現在の盗難被害で増えているのがこのCANインベーダーと言われる犯行手段だ。

（2）ニュースでもお馴染みの盗難被害「リレーアタック」

スマートキーから常時発せられる微弱電波（その範囲は数メートルほど）を傍受。その電波を専用の機械を使用し増幅中継することによって、ドアの開閉からエンジン始動までしてしまう盗難方法。電波を中継するということから“リレー”と名付けられた通り、犯行時は2人以上の複数犯で行われる。犯行グループ側にとっても、まずは小手調べとしての手段として実行されることも多い。ドアのアンロックからエンジンを始動し、乗り逃げるまでが一連の流れ。こちらは最新車種でも被害が多発している。

（3）開錠キーをコピーすることでロックを解除「コードグラバー」

オーナーがドアの施錠（ロック/アンロック）を純正リモコンのキーレス機能で行った瞬間を狙い、ドアのロック機能（リモコンが発する施錠開錠コード）を盗み取る手段。電波を解析し車両独自のIDを複製することで、スペアキーと同等のものを作り出し、ドア開錠・エンジン始動まで行ってしまう。電波をジャックするという点ではリレーアタックに近いが、前述のスペアキーと同等のものを犯行グループが持っているのと同じ状態のため、非常にタチが悪い。最新車種などではこの手口が使われるケースは減少。

セキュリティの種類を簡単に知ってみよう

物理的ロック式

電子式セキュリティ

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STYLE RV（スタイルRV） Vol.172 トヨタアルファード＆ヴェルファイア No.20より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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